2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ある日の、亭主との会話。 「今年はどう?」「来月教育実習に出る予定の学生が、鬱になってな、実習の予定キャンセルすることになった」「ありゃー、たいへんだ」「実習先、△△のあたりでな」「あそこ、でっかい精神病院あったよね。そこにかかってるのかな」…
自閉症児や難病児を育てていると、実に多くの、無神経なお言葉に遭遇する。 「育て方のせいだろう」 障害児や難病の子供のことなんかさっぱり知らないような人に限って、訳知り顔にこういうことを言いたがる。 「腎臓病とかってぇ、母親のを臓器移植すれば治…
学校から帰った息子(七歳)のランドセルを開け、筆箱を開いてみたら、持って行った鉛筆の芯を全部かじり取った跡があった。たぶん食べてしまったのだろう。 新学期に入ってから、やたらと口に物をいれるようになっていたけれど、こんなことをしたのは初めてだ…
三島由紀夫はなぜ切腹したのか。 それは単に切腹マニアだったから、という説があるんだという話を、亭主に聞いた。 亭主はその話を、Kさんという気の毒な知人から聞いたのだという。 文学研究者であるKさんは、あるとき友人に、「三島が切腹した理由を雄弁…
特殊学級に通う息子(七歳)の、学校での様子が、少しおかしい。 家ではそうでもないけど、教室に入ると、人の話を聞いてないモードになり、外からの働きかけへの反応が激減する。閉じてしまっているのだ。 今朝、登校したら、教室にまだ先生がいなかったので…
ミエリン鞘というのは、神経を取り巻いて、絶縁体の働きをしているもの。うちの息子は、どういうわけかこのミエリン鞘の形成があんまり良くないため、大脳の表面にしわがあんまりないのだという。 物理は苦手だけど、電線が絶縁されず、むきだしになっていた…
疲れているのに寝つけなくて、だらだらと本を読んでいるうちに熱中してしまい、朝になった。 読んでいたのは「ライラの冒険」シリーズの「黄金の羅針盤」(フィリップ・プルマン著)という、シリアスなファンタジー。 冒頭から毒殺未遂、氷漬けの生首登場。大…
一日の大半、誰かに抱っこされて暮らし、それが当たり前と思っている、末っ子。 でも家族の食事の時間だけは、バウンサーに入れられる。 当然、おもしろくない。 一分でも早く抱き上げてもらおうと、「あー」とか「おにゃー」とか、色々な声をあげては家族の…
幼児期の息子は丸顔で、初対面の人には必ず女の子とまちがえられたものだった。 最近ではすっかり面長になり、骨格もがっちりしてきて、まちがっても女の子には見えなくなった。末っ子が生まれて「兄」としての自覚も加わったせいか、妙に男くさく見えること…
こんな母親ですまんのう。 なんて思うことは滅多にないけど時々はある。 でも、母だからというだけで、なんでこんなに好かれるのだろう、とは思う。 いまも腕のなかに末っ子がいて、目が合うたびに、ふわーっと、笑う。 いっしょにいるだけで、ただただうれ…
アマゾンに頼んでた小説類やマンガがどっさり届いた。 それとは無関係に、なぜかふと、映画「ベニスに死す」のことを思い出した。 死臭や便臭の漂っていそうな疫病の町。老醜に沈みかけた音楽家。ビヨルン・アンドレセンは、羽化したばっかりの透き通った虫…
長女さんは、免疫に関係する持病を持っている。 この病気は根本的に治療法がない慢性病で、医療費の負担も大きいため、小児慢性特定疾患医療給付制度というので医療費の補助を受けることができる。おかげさまで、二歳で発病して以来、どんだけ長く個室に入院…
昨日は小学校で離任式というのがあった。昨年度いっぱいで学校を離れた先生方を送る会である。 前にも書いたけど、息子の特殊学級の先生方は、どういうわけだか五人全員が転勤になってしまい、新年度は新任の先生ばかりでのスタートとなった。しかも特殊学級…
今日は、息子の知能テストの日。 四年連続で、IQ20台という輝かしい成績を収め続けている、息子。今年はどんな珍答例をかましてくれるか、今から楽しみである(ため息)。 長女さんが、今年初めて友達の家に遊びにいった。 実のところ体調を崩しかけていて、い…
写真は我が家の魔窟の一部。 別名を書庫ともいう。写真にとるといくらかマシに見えるけど、足の踏み場はない。 今月に入ってから読んだ本を枕元から撤去しようと、がんばって掃除を始めたのだけれど・・・・あっという間に収拾がつかなくなった。 この五十冊…
主婦向け「お悩み相談サイト」の類には、読むと目の覚めるような、奇想天外な相談文がときどきあるので、眠いのに眠っちゃだめなときには寄ってみたりする。 奇想天外っていっても日常の範囲内のことだから、科学の常識を無視したような話はないけれど(あれ…
長女さんと息子は、手の空いた先生方に保育してもらって、別室で待っていた。 その間、ドラエもんのビデオを見せてもらったらしいのだが、息子はそれでキれて、フルパワーで泣いたらしい。 慣れないビデオを見せられるのがイヤなのだ。予定調和に支えられて…
どんなにがんばっても、まぶたが落ちていく。 この日記を書く裏で、別の文章も書いているのだが、それでも眠い。キーボードから指を離したら、確実に熟睡する。だから書くのをやめられない。 バカかしらと、自分でも思う。 末っ子は苦悶の表情で寝入っている…
大泣きしていた末っ子も、とうとう体力尽きて寝入ってしまった。 ここから先は、私一人でこの眠気に耐えなければならない。 頭、ガンガンする。 眠気ざましに、コンビニで買っておいたアイスチョコパフェ食べてみた。八甲田山で死の彷徨をしているような気分…
夜泣きをダブルで食らったのだ。 必殺子守映画「イノセンス」のDVDをつけたら、上映中は静かに寝てくれたが、終わったとたん、ダブルで復活。 息子 「あんぎゃああああああああああ」末っ子「びぎゃびぎゃびぎゃあああああ」 鼓膜が痛かったが、何をしてもど…
小学校の懇談会&面談に行ってきた。 その間、長女さんと息子は、特殊学級の補助の先生が預かってくれていたので、ものすごく助かった。 そうでなければ、懇談会場は息子によって散々に破壊され、私は末っ子を抱っこしたまま、ノルアドレナリン過多の鹿威し…
眠い。眠すぎる。 寒い部屋で、冷たい物を飲んでみた。雪山で凍死しかけてるような気分になった。 余計、眠い。 こんなんで、面談とか行ってちゃんと人と話ができるのか。 何か面白いこと考えよう。 明日はひさびさに本屋に行ける。何買おうかな。一週間分買…
今日は長女さんのクラスの懇談会と、息子の担任との面談の掛け持ち。末っ子、息子は同行。 攻略ポイントは、長女さんのクラスのPTA役員就任を、なんとか回避すること。 どう考えても今年は無理。やったっていいけど、今年は亭主が忙しいから、すべての会合に…
明日の面談に出す、息子の発達資料を、ようやく打ち終わった。たかがB5の紙五枚分書くのに、いったいどれだけかかったやら。 それもこれも、五分おきに「だっこー」だの「おっぱいー」だのと催促する末っ子と、ダジャレを発見するたびに報告してくれる長女さ…
学校の花壇のお花の写真。 今日の予定。 明日の面談の資料づくり。 息子のお迎え。 宿題の世話。 風邪を引いた長女さんのケア。 末っ子の遊び相手。 今朝は、長女さんの担任の先生に初めて会って、持病のことなど、話を通してきた。前の担任から引継ぎされて…
長女さん、発熱。風邪らしい。 毎年、この時期に持病が悪化して入院になるのだが、そのきっかけはたいてい風邪。 だから、やばい。 持病が発病すると、一ヶ月は学校を休むことになる。この四年間、毎年連休明けは一ヶ月休んできた。プールもなし。遠足もなし…
末っ子は、明日で生後三ヶ月。体重六キロ半。 でかい。母乳だけで、よくこんなに育つものだ。 抱いて出歩くことが増えてきたら、肩がこって仕方がない。 息子の療育に出るときなど、六キロを抱っこひもで装着したまま、二時間近く立ちっぱなし、なんてことも…
何にもしてないような気もするけど、ものすごくいそがしかったような気もする。 結構がんばったかな、ということにしておこう。でないと、ちょっとむなしい。 一番手がかかっているのは、やっぱり息子の療育。そして介助。これだけは、あまり「がんばった」…
写真は、二年前の夏。 お祭りそっちのけで、公園の排水溝にハマっている息子。 穴からさらさらと砂を落とし続けて、見入っている。 自閉症の子にはよくあるハマりパターンだ。 今年、息子は児童相談所で最重度クラスの自閉症というお墨付きをもらった。 「自…
午前中 子守と学校の用事午後 子守 息子の療育教室 長女さんの公文教室。 どこかの大学生が、交際相手の家を燃やしちゃったらしい。 報道では学校名は伏せられてたけど、成人だから実名はバンバン出ている。幸いそこの家族は全員留守で、無事だったらしいけ…