2001-06-01から1ヶ月間の記事一覧
公文の先生との面接の時間があったので、ひさしぶりに子供たちを教室へ連れてでかけた。ここしばらく、私だけが通って、教材のやりとりをしていたのである。 公文式では、自閉症字を中心とした知的ハンディのある子供たちの教育に、とても力をいれつつあるそ…
自分が何について怒っているのか、何に困惑しているのか、いろいろ思い出しながら、少し頭を整理してみる。 息子(3歳・重度自閉症)がいまの施設に入る前、責任者の人は、たしか次のように説明したはずだった。 「ここの施設は知的障害児を保護するところであ…
やたらと暑い日がつづく。 子供と外出するときは、氷をつつんだ濡れタオルと、小さいアイスノン、それに多めの飲み物を、必ず持って出るようにしている。息子(3歳・重度自閉症)も、長女さん(5歳)も、体温調節がとことん苦手な体質なのだ。 都内では、昨日、…
息子(3歳・重度自閉症)は、今日もうたった。 お風呂に入るとき、私がなにげなく、ディープパープルの「湖上の煙」(邦訳・王様)という曲のイントロを口ずさんでいたら、息子もマネをはじめたのである。 「べっべっべーん、べっべっべべーん、べっべっべーんべ…
子供をお世話してもらっている人達とはケンカはしないほうがいいと、ある方々諭された。 ブラックリストに乗らないようにうまく身をかわしつつ、相手の持てる能力を最大限に発揮してもらうような言葉をかければいいのだ、とも教えられた。 ある方々というの…
朝日新聞の「声」欄には、障害児の親の投書がわりとよく掲載される。今朝もこんな文章があった。 ダウン症の娘普通に生きる 我が家の小学4年生の娘はダウン症で、現在普通学級に通学しています。1年生の時のことですが、悲しい思い出があります。 休み時間…
今日の出来事。 朝、息子を施設に送り出す。さいきんは通園バスに乗せるのをやめて、私が車で送迎している。運転は好きではないが、バス停まで歩くほうが、今はつらい。 バス停までは、息子の足で片道十五分ほど。泣いてゴネられれば三十分か、それ以上。 尋…
息子(3歳・重度自閉症)のために、「e-pad」なるものを買った。ペンとパッドがセットになったもので、これをパソコンのUSBポートにつなげると、マウスと同様の働きをする。ペン形式なので、画像入力がマウスよりもやりやすい。壁紙も、それでこしらえてみた。…
いまさらだが、やはり楽観はできないなあと、痛感する。 息子(3歳・重度自閉症)は、たぶん「ふつうの人」にはなれないだろう。 それは言葉が話せないということだけではない。世の中とかかわるために必要な、脳のハードウェアと、ソフトウェアが、息子と「ふ…
外を歩いていると、なんだかやけに、autismの人と出会う。 やけにといっても、頻度としては一日に一人ぐらい。でも全部、違う人だし、出会う場所も全然違う。 autismの人の少なさを思えば、ずいぶん多いのである。 それに何より奇妙なことに、彼らは自分から…
私がパソコンをいじっていると、息子(3歳・重度自閉症)が、ずーっと足元に座っている。ときどき自分の椅子を持ってきて、私と並んで座ることもある。そして、じぃーっと、ディスプレイや私の手が動くのを見つめている。 私がパソコンを離れると、息子はこっ…
長女さん(4歳)と一緒に、ファミレスでランチを食べた。そのとき隣に座った三人の客の会話に、私は耳を奪われた。 「見かけはほんとに、普通なんですよ」「そうそう、スポーツとかも、よくしてたしね」「言葉もよくできるし」「だけどねえ、結局中学で・・・…
どう考えても、精神状態、イマイチである。ぴりぴりしている。境遇や考えの違うひとと話すことが耐え難く思える。何もかもおんなじ人なんて、どこにもいるわけないのに。 しばらく前のこと、息子を連れて外を歩いていたら、後ろからきた知らないおばさんたち…
いろいろあって、なんか、疲れた。 他人に向けて、伝える予定のない文句を並べ立てても、しかたがない。そんなことをしても、気持ちが腐れてくるだけだ。腐れているヒマはない。 できることを、やる。やってもらえることは、やってもらう。シンプルにいこう…
「ファイナルファンタジー10」を、コンビニで注文した。発売は来月。いまから楽しみでしかたがない。 息子はスクウェアのゲームのBGMが大好きだ。最近長女さん(4歳)がクロノトリガーをやっているのだけれど、 淋しい感じのフィールドのBGMがはじまると…
息子(3歳)は、PDDだと言われている。 PDDというのは、ある専門用語の略称で、いちおう和訳もあるのだが、ちょっとわけがわからないので、とりあえず、この記事では使わないことにしてみる。字面を眺めていて、分かったような気持ちになって中身を深く考えな…