湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(通院疲れ)

 

こんばんは。

 

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二日分の日録。

 

昨日の朝ごはん。

 

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野菜とキノコのトマト煮(亭主作)、コーヒー、パンのかわりにミニ大福。

 

そういえば、最近あまりコーヒーを飲んでいない。コロナにかかる前は毎日一杯は入れて飲んでたのに。

 

そのかわり、野菜ジュースを毎日コップ3杯くらい飲んでいる。

 

嗜好が変わったというか、身体の求めに従うとそうなるという感じでもある。

 

昨日の昼ごはん。

 

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揚げ物とゆずを乗っけたうどん。亭主作。

 

午後は横になって本を読んだり、音楽を聞いたりして、ゆっくり過ごした。

 

 

昨日の晩ごはん。

 

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餃子(冷凍)、芋きんとん、鶏肉とごぼうと糸こんにゃくの煮物、きゅうりのぬか漬け、夏みかん。亭主作。

 

最近、牛蒡が好きで好きでたまらない。毎日でも食べたい。

 

そういえば、ずいぶん前に、牛蒡は肺にいいという話を、薬膳系か何かの本で読んだ気がする。牛蒡も身体が求めているのだろうか。たまたまだろうか。

 

夜は猛烈に寝つきが悪かった。

うとうとしても、すぐに目が覚めてしまう。

朝の5時くらいに、あきらめて起きてしまった。

 

私が早起きすると、息子の機嫌がとてもよくなる。寝込んでいる母は、息子としても心配で望ましくないのだろう。

 

今日の朝ごはん。

いろいろ入ったクリーム煮と、トースト。亭主作。

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睡眠時間が足りていなかったようで、朝食後、横になっていたら眠ってしまった。

 

10時くらいに目が覚めたけど、だいぶ具合が悪かったので、iPadなどいじってやりすごした。

 

今日の昼ごはん。

青じそパスタ。亭主作。大好物。

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午後4時半に、持病の専門外来の予約を入れていたので、頑張って外出した。

 

思えば、前回ここを受診したのは、新型コロナ発症前日だった。先生に感染させていなかったか気になっていたのだけど、どうやらご無事だったようだ。よかった。

 

コロナ入院していたことを伝えると、入院先の病院や肺炎の状況、その後の経過など、いろいろ聞かれたので、退院後も身体がつらくて、三ヶ月たった今もほとんど寝込んで過ごしていることなど話した。

 

大きな総合病院なのに、ものすごく空いていたので、診察も会計も待ち時間がほとんどなくて、あっという間に終わってしまった。

 

けれども、息切れしてつらかったので、会計が終わってから、缶コーヒーを飲みつつ20分ほど座って休んでから病院を出た。次の予約は、また三ヶ月後。すっかり暖かくなっている頃だろう。

 

家に帰ったら、長女さんに「顔が黒い!」と言われた。病気なオーラが立ち昇っているらしい。

昨夜の寝不足もあったし、ちょっと疲れ過ぎたかもしれない。

 

今日の晩ごはん。

 

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大根と牛蒡天の煮物(おでん風)、玉ねぎサラダ、だし巻き卵、餃子の入った野菜スープ。あと夏みかんとぬか漬けもあった。亭主作。

 

 

明日も通院がある。

 

なんか喉が痛い。

たぶん疲れたせいだろう。

 

今夜はちゃんと寝られるといいな。

 

 

 

暗黒文学少女・芋虫・近代史

 

kindle unlimited(読み放題)のカタログを眺めていたら、面白そうなマンガがあった。

 

「本田鹿の子の本棚 暗黒文学少女篇」(佐藤将 著)

 

さっそくダウンロードして、最初の2話だけ読んでみた。

 

鹿の子という女子高生の父親の視点で、娘の蔵書について語るという、奇妙なマンガだ。

 

よく他人の本棚を見るのはその人のプロファイリングになるという

娘のことを知る手がかりになるかもしれない

 

全く口をきいてくれない娘の心を知りたくて、父親は娘の留守中に部屋に侵入し、本棚の観察を試みる。

 

ところが、本棚にぎっしり詰まった本には、全部カバーがかけてあって、タイトルも分からない。

 

速読が特技の父親は、一冊だけ抜き取って、その場で「女に火をつける男」という小説を読み始めるのだけど……

 

父親の脳内に展開される小説のイメージは、救いを排除してグロさを極めた暗黒の世界だった。

 

……えらいの読んでるな鹿の子ちゃん

いや私も昔

筒井康隆とか

式貴士とか

フレドリック・ブラウンとか

変な小説読み漁ったけどさ!

 

 

2話目で父親が読んだのは、「帝都正樹 奇想短編集」という本に収録されている「ミニモン」という小説だった。

 

ミニモンという、ポケモンみたいな生物を虐待して瀕死に追い込んだ少女が、深く後悔して、

 

「ユルシテ ユルシテ ユルジデェーッ!」

 

と叫んだところ、口のきけないミニモンは、鉛筆をくわえて

 

ユルス

 

と書いた。

 

許されたと思って喜ぶ少女に、ミニモンを治療した医者が告げる。

 

「コロス と書こうとして崩れたようにも見えないかね」

 

読み終わった父親は、心の中で叫んだ。

 

ポ○モン風の世界観で江戸川乱歩の芋虫的な話にしやがった!!

 

 

江戸川乱歩の「芋虫」は、未読だった。

 

どうしても読みたくなって、kindleストアで検索したら、創元推理文庫版が読み放題だったので、さっそくダウンロードして「芋虫」だけ読了。

 

 

陰獣 芋虫 (江戸川乱歩集)

陰獣 芋虫 (江戸川乱歩集)

 

 

「芋虫」は昭和4年(1929年)に、「新青年」という雑誌に掲載された作品だという。

 

もともとは雑誌「改造」のために書かれた作品だったけれども、内容が「反戦的」であったために、当局の検閲を恐れた編集者が掲載を拒否し、「新青年」でも伏せ字まみれで掲載されたという。

 

この作品を妻に読ませたところ、「いやらしい」と言われ、芸妓たちには「ごはんがいただけません」と苦情を言われたそうだ。

 

(以上、ウィキペディアの「芋虫」のページによる)。

 

読後、乱歩の妻と芸妓たちの気持ちがとてもよく理解できた。

 

というか、乱歩の妻、こんなのよく読んだなと思う。

 

芸妓たちは、さぞかしダイエットできたことだろう。

 

(´・ω・`)

 

「芋虫」の主人公の時子は、戦争で四肢と聴覚を失い、顔面のほとんどを破壊される重傷を負った夫と二人で暮らしていた。

 

当時としては驚異的な医療技術で命を救われた夫は、金鵄勲章(←これを一発で変換するiPhoneすごい)を与えられ、世間では武勲をもてはやされたものの、後に残ったのはわずかな年金だけだった。

 

救いの見えない暮らしのなかで、時子は、口のきけない肉塊となった夫に対する嗜虐に目覚め、思うさま嬲る行為に耽溺するものの、そんな自分を深く嫌悪していた。

 

夫は時子に依存していたけれども、妻の心が壊れていくのを感じたのか、破壊されずに残っていた目に、時子には理解できない感情を浮かべるようになる。発作的に時子はその目を自分の手で潰し、失明させてしまう。

 

視力を失った夫の胸に、時子は何度も「ユルシテ」と書き、懸命に介抱する。

 

けれども夫は、時子がそばを離れたすきに、芋虫のように這って家の外に出て、庭の古井戸に落ちて死ぬ。

 

夫の枕元の柱には、「ユルス」という文字が書き残されていた。

 

……

 

時子の夫は、たぶん日本海の向こうの大陸で何らかの武勲をあげると同時に負傷したのだと思う。

 

けれども、いつごろの、どの戦争だったのかは、作中では書かれていない。

 

須永の生きたむくろが家にはこばれると、ほとんど同時くらいに、彼の四肢の代償として、金鵄勲章が授けられた。時子が不具者の介抱に涙を流している時、世の中は凱旋祝いで大騒ぎをやっていた。

 

江戸川乱歩「芋虫」

 

日露戦争は1904年から1905年。

 

「凱旋祝い」のイメージにはぴったりのように思うし、この戦争で金鵄勲章を貰った軍人も多いようだけれども、四肢を失うほどの重傷者の救命に成功するような医療技術があったがどうかが気になる。

 

近代的な輸血方法が日本に入ってきたのは1919年だというから、ちょっと無理かもしれない。

 

シベリア出兵が1918年から1922年まで。

 

負傷者はとても多かったらしいけれど、国益をもたらさず、史上稀に見る失敗とも言われる戦いだったようなので、「凱旋」には当たらない気がする。

 

張作霖爆殺事件が1928年に起きて、そのあと関東軍がたくさん戦うけれども、主な戦績は「芋虫」の発表後となるようだ……

 

もしかすると、乱歩は歴史上の特定の戦争を想定せずに「芋虫」を書いたのかもしれない。

 

いずれにせよ、歴史おんちで近代史無知の私には、この探索は荷が重い。のちの課題ということにしておこう。

 

それにしても、江戸川乱歩は「現代」の作家だと思っていたけど、「芋虫」は100年近くも前の作品だ。

 

100年前は「現代」とは言い難い。

 

明治元年は1868年。

自分の子どもの頃、「100年前」といえば、まだ江戸時代の終わりごろに触っている感じだったから、とてもじゃないけど「現代」の範囲内とは思えなかった。

 

この間、内田魯庵の「大杉の最後」を読んだとき、関東大震災が1923年9月だったと確認した。この地震が起きてからも、もうすぐ100年になる。遠い。

 

そういえば先日、関東大震災後に耐震を意識して建てられたという「九段坂ビル」にまつわる短編マンガを集めた本をを先日読んだ。

 

震災の復興助成をうけて、1927年に竣工したという九段下ビルは、空襲とバブル期の地上げを生き延びたものの、東日本大震災後に劣化が問題となり、2011年に解体されたという。

 

それにしても、日本って不思議な国だと思う。

日露戦争で大変なお金がかかったあとに、震災の復興して、隣の大陸に鉄道引きまくって、戦争に戦争を重ねて……それでよく1945年以前に詰まなかったと思うのは、社会おんちだからだろうか。

 

あ、でも日本以外の国々も20世紀はわりとそんな感じだったのか。(大雑把な把握)

 

 

……なんていう調子で寄り道しまくるから、ラノベ以外の本は、なかなか読み終わらないのだった。

 

 

「本田鹿の子の本棚」、いつ読了できるだろう。

 

 

 

 

コロナ療養日記(抗炎症日記にタイトル変えようかしら)

こんにちは。

 

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今日のふにゃもらけは、チーズの部屋。

ワインがおいしそう。

 

 

コロナワクチンの副反応でアナフィラキシーショックが起きたという、ピアニストの大江千里氏の記事を読んだ。

 

NY在住の大江千里、ワクチン接種後に副反応? 体調が急変し失神した | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

読んでいて思ったのだけど、記事の中で語られている全身の容赦ない痛みは、私が新型コロナ発症後に食らった激痛と、とても良く似ているように思う。

 

夜中に一人であの痛みに耐えることを思うと、今でもぞっとする。大江千里氏、さぞ不安で辛かったことだろう……

 

 

大江千里氏が体験されたアナフィラキシーショックと、新型コロナで引き起こされるようなサイトカインストームとは、異なる概念のものであるという。(ウィキペディアの「サイトカイン放出症候群」の説明による)

 

そして、アナフィラキシーショックの一般的な説明で、全身の痛みについて言及しているものは、ネット検索してざっと見た限りではみあたらなかった。

 

新型コロナワクチンによる副反応としてのアナフィラキシーショックは、もしかしたら、感染した場合の免疫暴走にちょっと近いのかもしれない、などと想像している。

 

 

なにはともあれ、私としては、「目指せ抗炎症!」「防ごう免疫暴走!」である。

 

食事と体重の管理、頑張ろう。

(肥満は炎症の元なのだ)

 

(_ _).。o○

 

 

昨日の朝ごはん。

豆たっぷりチリコンカン。亭主作。

 

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末っ子のお弁当にスープジャーを持たせるようになってから、チリコンカンを作るようになった。亭主はそれを引き継いでくれている。

 

トマト系の料理が苦手な息子は、牛乳で割って食べたりしている。

 

 

昨日の昼ごはん。

きのことベーコンのパスタ。亭主作。野菜ジュースも飲んだ。

 

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昨日の晩ごはん。

野菜と鶏肉のクリーム煮、トマトとレタスのサラダ、漬けタマネギ、干し柿のヨーグルト和え、ごはん。亭主作。

 

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甘い干し柿をヨーグルトで和えると、食べやすくてとても美味しい。

 

クリーム煮は子どもたち(といっても3人中2人は成人してるけど)にも大人気。

 

亭主発案の漬けタマネギは、我が家の常備菜になった。できれば毎日タマネギを食べたい私としては、とてもありがたい。

 

夜は疲労感が強かったので、お風呂はパス。

 

寝る前に豆乳をコップ一杯飲んだら、ものすごく美味しく感じて、少し元気が出た。

 

コナン・ドイルの続きを少し読んだり、ラノベを読んだりしているうちに、自然に眠気が来て、就寝。

 

 

明け方に、ものすごく変なフルカラーの夢を見た。

 

床と鉄骨しかない、つまり壁がない高層ビルの病院に入院していて、景色が良すぎて恐ろしいので退院できないなら逃走するしかないと思い、荷物を抱えて鳥かごみたいなエレベーターに乗ろうとしたら、大泉洋みたいな悪気のなさそうな顔の人に呼び止められたので、邪魔だと思ってコテンパンに言い負かして撃退し、でもなんか悪いことしたなあと思いながら帰ったのだけど、なぜか家の間取りがすっかり変わっていて、あ、なんか間違えたかもと思ったけれども、ダイニングテーブルいっぱいに亭主の作ったごちそうが並んでいたので、ああ大丈夫だな、と思ったところで目が覚めた。

 

寝起きの体調は最悪よりちょっとだけマシな程度。

 

日曜日に車の点検で慌てて出かけたりした疲れが残ったのかもしれない。

 

目が覚めてから夢の内容を反芻してみて、変わってしまったと思った家の間取りが、子どもの頃に住んでいた2DKのアパートに似ていることに気がついた。

 

夢に現れる光景は、子どもの頃に暮らしていた仙台や青森がベースになっていることが多い。東北を離れてから30年にもなるのに、潜在意識はまだ東北にあるのだろうか。

 

20年も暮らしたM県S市の、私の行動範囲だったあたりは、区画整理東日本大震災の影響で、見知らぬ街になってしまった。Googleマップのストリートモードで、旧自宅から母校である小学校や中学校、高校に行こうとしても、もはや道が全く分からない。校舎もすっかり建て替わっていて、思い出のよすがもない。

 

変わってしまっても、育った街は懐かしい。

新型コロナが落ち着いたら、ゆっくり歩きに行ってみたい。

 

歩けるようになるのが先だけど。(´・ω・`)

 

今日の朝ごはんは、未撮影。

 

具合が悪すぎて、なかなか起きられず、10時半ごろに、みかんや納豆など、喉を通りそうなものだけ冷蔵庫から出してきて、軽くお腹に入れてから、薬とビタミン剤を飲んだ。

 

今日のお昼ごはん。

 

エリンギがたっぷり入ったパスタ。亭主作。

美味しかった。

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長女さんが緑茶を入れてくれたのだけど、いったいどういう入れ方だったものか、恐ろしく渋くて苦くて、間違ってもおいしいとは言い難い味だったのに、なぜか妙に身体に沁みた。身体が求める成分が入っていたのかもしれない。

 

今日の晩ごはん。

 

ミネストローネ、コロッケ(冷凍)、漬けタマネギ、きゅうりの酢の物。亭主作。

 

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美味しかった。

 

夜になって、具合の悪さがだいぶ薄れた。

今日はお風呂に入れそう。

 

 

 

 

 

 

 

ラノベ読み放題日記(kindle unlimited)

読書メモ、私にしては頑張っている。

 

読んだ本の四割くらいは、書き残せているはず。

確証はないけど。(´・ω・`)

 

 

(あらすじネタバレありの感想メモです)

 

 

「悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる」(稲井田そう 著)

 

kindle unlimited(読み放題)で読んだ作品。

乙女ゲーム異世界恋愛ラノベ……というジャンルがあるかどうかは知らないけど、便宜上そういう括りにしておくことにする。

 

前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった主人公が、自分の処刑イベントを回避するために、幼女のころから死力を尽くすという、この定番のストーリーのようなので、安心して読めるだろうと思ったら……

 

いろいろと不穏すぎた。(´・ω・`)

 

誰にも憎まれることもないように、日陰の善行に徹しつつ、ゲームの攻略対象たちを避けて暮らそうとしているのに、気がつけば全員から粘着質の愛情を向けられて、身動き取れなくなっている。

 

本書に収録されているのは物語の序盤というか、登場人物たちの生い立ちの経緯までで、本格的にお話が動く学園編は、2巻目から始まるようだ。

 

なので、総がかりで粘着質な愛を向けられている主人公がどうなるのか、まださっぱりわからない。悪役令嬢として断罪されるかわりに拉致監禁されたり、攻略対象同士で殺し合いになったりしそうで、大変怖い。

 

続きがものすごく気になるけど、残念ながら2巻目は読み放題じゃないのだった……。(;_;)

 

 

「軍神王と人質花嫁  甘い口づけは蜜愛の予感」(山野辺りり 著  ヤマミヤアカザ 絵

 

根深いコンプレックスを抱えたドアマット系ヒロインが、愛と保護本能の圧が強すぎるヒーローと出会って、どん底だった自己評価を育てて幸せになる物語。

 

母親の身分が低いために蔑ろにされていた王女ルシアが、捨て駒として敵国の王に嫁がされたのに、迎え入れた王や国民に信じられないほど愛されて幸せになる、というお話。

 

敵国で愛された理由は、戦争中に、王女が敵味方の分け隔てなく負傷者を看護し、亡くなる兵士たちを丁重に看取ったからだった。

 

穏やかで甘さたっぷりのお話だったけれども(「閨」の場面が恐ろしく長方目のやり場に困るのが蜜猫文庫作品の特徴だというのは以前学習して分かっていたつもりだったけど、分かり方が全く足りていなかったと分かった…)、ルシアの実家の王家のろくでもなさが、なかなかのエグ味を放っていた。

 

捨て駒のルシアが大切にされていると知った途端、より格上の王女を送り込んで正妃に据えようとする国王と、先に嫁いで愛されている姉を笑顔で追い出して、自分のほうがより愛されると信じて疑わない腹違いの王女。

 

国王のほうはただのボンクラだけど、異母妹の王女はまさに「善意の災厄」で、それなりに凄かった。

 

一番ひどいのは、ルシアの異母兄である王太子で、ルシアが自分だけを慕うように仕向けるべく、わざと王宮で孤立無援の境遇に追い込み、時折優しい声をかけていたのだ。この人は馬鹿ではないので、ボンクラ国王が譲位すれば切れ者の為政者になりそうだったけど、総合的に見てロクでもない血筋としか思えないので、ここの王家は早目に滅んでルシアの嫁ぎ先に併合されるか、いっそ民主化したほうが国民は幸せになりそうな気がした。

 

そういえば、異世界恋愛ラノベで、王政や封建制度をやめるお話や、最初から民主化しているお話って、まだ読んだことがないと思う。

 

書かれにくい理由があるのだと思うけど、よく分からない。王侯貴族が出てこないなら、別に異世界に行かずに、現代日本の会社や学校が舞台で十分ということなのかな。

 

などと思いつつ、ひさびさに異世界に行かない恋愛ラノベを読んでみた。

 

 

「オレ様刀匠の若奥様」(御堂志生 著 すがはらりゅう 絵)

 

若き天才刀匠に、古美術商を目指していた少女が見初められ、トンデモな間合いを経て、刀鍛冶一族の嫁になる、というお話だった。

 

就職の面接のつもりだったのに、先方に振袖着用を指定され、会場に行ってみたら、名前も素性も知らない相手が、絶対に結婚する気で待ち構えているというのは、普通に考えたらホラーな状況だと思う。

 

たまたまその日のうちに相思相愛になったからいいものの、そうでなければ貰い事故と変わらない。

 

結果的には幸せになったけれども、夫になった刀匠は思い込みの強いコミュ障タイプだし、周囲の人々も人の話をまともに聞かないタイプが多そうなので、お嫁さんは苦労が多そうだ。

 

 

「公爵様とナイショの婚約   美貌の王弟は地味令嬢を逃がさない」(東万里央 著)

 

男爵令嬢のアリシアは、地味な容姿のせいで、社交の場に馴染むことができず、結婚適齢期になっても読書ばかりして暮らしていた。

 

ところが、ひょんなことから王弟である美貌の公爵リチャードと読書の話で意気投合し、親しくなる。

 

けれども、見た目も身分も釣り合わないという中傷が広がっていることを知り、自分でもそう思ったアリシアは、リチャードから身を引く決意をする。

 

ところがアリシアに執着するリチャードは、夜会で彼女を個室に連れこみ、飲み慣れないアルコールで朦朧させた上でプロポーズにOKさせ、肉体的な「既成事実」まで作ってしまう。

 

アリシアの父は、まともではない方法で関係した二人の結婚に難色を示したものの、アリシア本人がリチャードとの結婚を望んだため、1年間の婚約期間を誠実に過ごすことを条件に、結婚を許す。

 

ところが婚約後、アリシアはリチャードの真の思い人がアリシアの亡き母であり、二人がただならぬ関係だったという噂を耳にしてしまう、

 

深く悩んだアリシアは、リチャードに一旦距離を置くことを申し出る。婚約破棄を恐れたリチャードが強引に撤回させようと迫っても、アリシアはきっぱり拒絶。

 

その後、いろいろゴタゴタがあって、少しずつ女性としての自信を育てて成長したアリシアが、勇気を持って亡き母とリチャードとの関係を調べあげ、最終的には元サヤにおさまってハッピーエンドとなるのだけど……

 

なんというかリチャード、一回りも年上なんだから、もう少しアリシアの心に配慮できなかったのかなと思った。

 

夜会で飲酒を誘導して「既成事実」を作った翌日に、身分的に格下である彼女の父親に結婚の許可を貰いにいくというやり方は、百歩譲っても品がない。その点については、リチャードも深く反省していたし、いろいろ余裕がなかったのも分かるけど、評価はだいぶ目減りした。アリシアとの結婚生活のためにも、しっかり成長してもらいたい。

 

あと、リチャード以外の貴族たちも大概最低なので、早く社会改革したほうが世の中のためだと思う。(´・ω・`)

 

などと、登場人物や社会への小言を言いたくなる部分はあったものの、お話としては面白く読んだ。

 

 

 

「不器用な将軍閣下の獰猛すぎる求愛」(ととりとわ 著)

 

 

お話の冒頭では、将軍閣下イザークの人物評価は完全にマイナスに張り切った状態だった。

 

弟が死んだ数日後に、未亡人となった義妹のフェリシアに強引に求婚し、散々人格否定的な言葉をぶつけた挙句に、問答無用で「既成事実」を作って、フォローなし。どう贔屓目に見てもダメすぎる。


しかもこのイザーク将軍、結婚前にフェリシアに一言もなく戦争に行ってしまい、音信不通となって丸2年も帰って来ないのだ。

 

もちろん作中ではイザーク側の事情もいろいろと語られるので、単なる強姦男でも失踪男でもないと分かるけれども、そこまで思いが深くて行動力もあるのなら、フェリシアが弟と結婚する前とか、弟夫婦が完全に冷え切って会うことすら滅多になくなっていたときに、なんとかすればいいのにと思わずにはいられない。弟にはフェリシアの他に妻が二人もいたのだから、離婚を促すことだって出来ただろうに。

 

まあそういうことができるようなコミュニケーション能力のある人物ではないのは分かるけれども、一途な求婚が待った無しの強姦同然というのは、ちょっとどうかと思うのだ。

 

などと、登場人物に対しては苦情を言いたくなるものの、お話としては面白く読んだ。

 

あと、このお話の貴族社会もほぼ腐敗しきっていて救いようもなさそうなので、とっとと滅びたほうがいいと思った。というかイザークたちの国、早晩滅びると思う。前線部隊に食料もろくに補給せず、戦争に勝ちかけている救国の将軍をわざわざ敵に売って講和を結ぶ政権なんか、長く続くはずがない。

 

 

「破滅エンドまっしぐらの悪役令嬢に転生したので、おいしいご飯を作って暮らします」(和泉あや 著)

 

乙女ゲーム異世界転生恋愛もの。

主人公は、異世界観光に来ていた神っぽい存在の移動の巻き添えで命を落とし、神界につれていかれてしまう。

 

責任を感じた神っぽい存在が、お詫びに好きな世界に転生させてあげるというので、大好きだった乙女ゲームのヒロインになりたいと願ったのだけど、神っぽい奴の手違いで、悪役令嬢に転生してしまう。

 

前世の記憶を思い出した途端に婚約者が決められた主人公は、やがて訪れる断罪イベントを回避するために苦心惨憺するものの、ゲームヒロインの陰謀で、いじめの首謀者に祭り上げられてしまうなど、どうにも上手くいかない。

 

そんなとき、冒険者を装った王子を助けたことをきっかけに、ゲームヒロインに夢中で主人公を断罪する気満々の婚約者とはきっぱり別れて、冒険者を装った王子と一緒に旅に出ることを決意。

 

ところが旅先で、なぜか元婚約者やゲームヒロインと再会。マウントを取ろうとしてくるゲームヒロインや、へんな執着を見せる元婚約者を蹴散らして、主人公と王子はおいしい食べ物を探しながら旅を続ける……というお話だった。

 

主人公と同じ転生者らしい、性悪なゲームヒロインとの決着がついていなかったり、王子とのその後がはっきりしなかったりと、回収されていないフラグが色々あったりするので、まだ続きがありそうな気がする。

 

 

 

コロナ療養日記(の延長線上にあるただの体調不良日記)

こんばんは。

 

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朝、目が覚めた途端、めまいと吐き気に襲われた。

 

良性発作性頭位めまい症が再発したらしい。

 

めまい自体はそんなにひどくなかったけど、吐き気が結構きつかったので、末っ子と一緒に日曜学校に行くのは諦めた。

 

末っ子は一人で教会に出かけ、長女さんも散歩に出た。その後、亭主が息子を連れて買い物に出かけたので、家に私一人になった。

 

10時過ぎくらいには、吐き気がほぼ治ったので、朝ごはんを食べることにした。

 

自分で作ったツナトーストと、野菜ジュース。

 

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玉ねぎを半分スライスして、短時間水にさらしてから、ノンオイルのツナ缶、ワインビネガー、マヨネーズで和えただけ。雑な作り方だけど、焼きたての食パンでぎゅっと挟んでたべると、ふわふわしておいしい。

 

午前中はほとんど横になって過ごした。

 

めまいは昼前には完全におさまった。

 

 

お昼ごはん。

 

ニラ玉ラーメン。亭主作。

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おいしかった。ニラは好物。

 

 

食後、ユーカリ精油とココナッツオイルでマッサージなどして、まったりしていたら、突然予定があることを思い出した。

 

午後2時に車の六ヶ月点検の予約をしていたのに、時計を見たら2時過ぎている。

 

大急ぎで着替えて車屋さんに出かけた。(車で3分の距離)

 

点検作業を待っている間、おいしいアイスコーヒーをいただきながら、kindleで本を読んでいたら、お世話になっている営業の方が、新車のカタログを持ってきてくれた。

 

私はマニュアル車しか運転しない。

 

いま乗っているホンダのフィットもマニュアル車で、そろそろ買い替えの時期なのだけど、フィットはもうマニュアル車を出さないと聞く。

 

ホンダ以外の車に乗るつもりもないので、いまのFITに十分乗ったら、もう買い替えずに、運転を辞めてもいいかなとも考えていたし、営業の方にもそんな話をしていた。

 

ところが昨年、体調を崩して情報に疎くなっていた間に、N-ONE(軽自動車)のシリーズでマニュアル車が発売されたという。

 

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ねこたまさんのために出したんですよー」

 

という営業の方が言っていた。おそらく私みたいな還暦前後のドライバーから、要望がたくさん出ていたのだと思う。

 

カタログを見せてもらったら、事故防止のための機能がふんだんに搭載されていて、まさに老人ドライバー向けの車だなと思えた。

 

ただ、N-ONEは四人乗りなのだ。

うちは家族五人。

 

ちょっと悩むところではある。

 

でも実際のところ、息子が学校を卒業してしまってから、家族全員でドライブする機会はほとんどなくなってしまったので、四人乗りで問題が起きることは、ほぼないとも言える。

 

いまのフィットの車検は来年。

そのときに、どうするか。運転やめるのか、N-ONEに乗り換えて、70歳手前くらいまで運転を続けるか。

 

ゆっくり考えよう。

 

 

晩ごはん。

お刺身いっぱい。まぐろ、はまち、カツオのたたき。野菜サラダ。刺身を食べない息子のためには麻婆豆腐も用意されていた。亭主作。

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明日はめまいが起きないといいな。

 

おやすみなさい。