湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

1996-01-01から1年間の記事一覧

先月読んだマンガ本

ほとんど全部新刊。文庫のマンガがたくさんでるようになって、うれしい。 水木しげる「猫楠」角川ソフィア文庫 パワフル変態天才、南方熊楠の生涯。 猫楠 南方熊楠の生涯 (角川ソフィア文庫 230) 作者:水木 しげる KADOKAWA Amazon 山下和美「終電車」講談社…

芝生

早朝の会話。 「ねえ、ゴルフって好き?」「嫌いや。ハゲ山ばっか作りよって」「んじゃ、芝生、好き?」「大っ嫌いや。日本人やったら前栽を作らんかい」「公園の芝生って、なんで立入禁止なのかな」「あれはな、聖域なんや。犬がクソするための」「あ、なる…

反社会的な女たらしについての会話

【女たらし】 美貌と巧言とで次つぎに女性を誘惑し、遍歴することに生きがい を感じる反社会的な男。 「新明解国語辞典」第四版 三省堂 何度読んでも「反社会的」のところで、ぷ、と吹き出す。ちなみにこの辞書に「男たらし」の項はない。 「ねえ、西武のエ…

産後ウツだったんだろうなと後から気づいた・南方熊楠・粘菌

よくわからない疲れ方をしている。疲れているとは思うのだけれど、何がどうなってどのように疲れているのか、よくわからない。いやになっているだけかもしれない。 「疲れているからできない」と思うことが増えている。もともとテレビは見ない方だが最近ます…

眼科医の口に粉ミルクを突っ込んで後頭部を便所サンダルで殴りたくなった日記

ひどくつかれている。寝そべってみても、ゆかが砂地のようにぐずぐずと崩れて体が沈んでいきそうで落ちつかない。いやになって起きてしまった。 そうしたら部屋がぐらりと揺れだした。どうしようもないなと思ったら本当に地震だった。 乳児を抱いてテレビを…

日記を書く日記

満面をほころばせて、起きたばかりの乳児が笑う。 「おおそこに見えるはオカンではないか、けさも会えたなあうれしいなあ起きた起きたうれしいなあ」 また一日、乳児の人生がはればれとのびていく。ふと彼方に向かうものを見送るような気持ちになる。けれど…

箇条書きの疲れる日記

■ 友人に犬のぬいぐるみをもらった。亭主がいぬ坊という名前をつけた。 それに乳児がこんこんと何かを語りかけている。 「あのなあんたなあイキモノは骨ちゅうもんがかんじんなんやでわかってるか」 そんなことを言っている気がする。 五ヶ月も人間していれ…

夢日記

コドモの夢を見ていたら、コドモの声で起こされた。 「すんすん、すすすすんすんすんすん、おわ~い」 夢があんまりひどいので見かねて起こしたのかもしれない。 コドモがさらわれる夢だった。まずさらわれるパターンが何通りも試され、繰り返された。立ち寄…

 先月読んだマンガ本より

ああもう十月。はやすぎる。月末にはまた一つとしをとる……なんてことはどうでもいい。 手塚治虫「鉄腕アトム」1-15(光文社文庫) 鉄腕アトム 1 (光文社文庫 COMIC SERIES て 1-1) 作者:手塚 治虫 光文社 Amazon なつかしかった。けど、昔読んだ記憶のある話が…

読書日記

伊藤比呂美「居場所がない」朝日新聞社 1400円 居場所がない! 作者:比呂美, 伊藤 朝日新聞社 Amazon 半分読んだ。 読みながら、「居場所がない」のとは違うことばかり考えていた。私は平和に主婦がしたい。平和だけじゃたりない。あったかいのがいい。しあわ…

「わが心の銀河鉄道  宮沢賢治物語」

「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」角川文庫 470円 わが心の銀河鉄道―宮沢賢治物語 (角川文庫クラシックス) 作者:那須 真知子 角川書店 Amazon 十月から公開される緒形直人主演の映画を小説化したもの。当分映画を見に行けるみこみがないので、小説で我慢と…

読書メモ・四方田犬彦「貴種と転生・中上健次」

四方田犬彦「貴種と転生・中上健次」新潮社 貴種と転生・中上健次 作者:四方田 犬彦 新潮社 Amazon 第一章「五衰の悦び」のところを走り読みしたところ。 今昔物語集の天竺部から、三島由紀夫の「豊饒の海」、そして中上健次へとつづく物語の系譜について語…

読書日記「気がついたときには、火のついたベッドに寝ていた」

ロバート・フルガム「気がついたときには、火のついたベッドに寝ていた」 集英社文庫 500円 気がついた時には火のついたベッドに寝ていた 作者:ロバート・フルガム 集英社 Amazon 全米で大反響を巻き起こしているベストセラーエッセイ集、なのだそうである。…

読書

ここ数日で、中上健次と鴎外と徳田秋声の短編を一つづつ読んだ。どれも、この夏出た「新潮名作選 百年の文学」というのに入っていたもの。 新潮名作選 百年の文学 新潮社100年記念 メディア: 単行本(ソフトカバー) おっぱいやりながら読んでいる。授乳…

和歌山・・・

ネットニュースのクリッピングサービスというものを、利用している。フォルダーを三つ作り、そのうち一つは「文学クリッピング」と題して、国文学関連の記事があつまりそうなキーワードを設定してみている。小説・俳句・短歌・和歌……などである。 ところがこ…

授乳と遊び

夜明け後二度目の授乳完了。 二ヶ月目に入って、昼と夜の区別がだいぶついてきた。夜は二回ほど起こされるだけで済むので、私もだいぶラクになった。 そのかわり、夕方から夜中にかけて泣き続けることが増えてきた。他の部屋で家事をしていると泣いて呼ばれ…

目玉と鼻水

とうとう目玉の焦点が、どこにもあわなくなった。 これでは肉眼で読み書きできない。しかたないから心眼で読み書きする。 長女さん(生後一か月半)にカゼひかせてしまった。亭主が大学からもらってきたのがうつったのだ。 熱はないけど、週末だから大事をとっ…

花火とVan Halen

きのうは花火大会だった。 我が家は花火見物の特等席である。打ち上げ場所が近いから、部屋の明かりを消してカーテンをあけただけで、窓全面を花火の輪が埋めつくす。尺玉があがると重低音がビリビリと窓ガラスを襲う。なかなかの迫力である。 ゆうべは長女…

断片

ひさびさびさに、料理した。 指はまだぜんぶついている。 (1996年8月1日) ※過去日記を転載しています。

産後の目の不調・・・

目玉、相変わらず。これから病院。めんどくさい。 (1996年7月23日) ※過去日記を転載しています。 dakkimaru.hatenablog.com

アトランタオリンピック

オリンピックを見ている。女子バレーの韓国戦。 視界がピカソな状態で団体競技を見るのはつらい。それに、眠い。 でも、見る。寝ている亭主が起きてきたら、偉そうに教えてやるために。 亭主はスポーツのことには何でも詳しい。バイクやカーレースのこともと…

脳の検査(MRIとMRA)

脳輪切りの機械は「MRI」という名前らしい。刃物を使って輪切りせずに、アタマの中身を見ることが出来るのだという。 受けた検査はMRIとMRAの二種類だった。どうちがうのかは、よくわからない。入った感触はおんなじだった。値段も同じぐらい高い。…

脳の検査

きのうは、脳を輪切りにする機械に入ってきた。 実に不愉快きわまりない装置であった。工事中の土管にアタマをつっこまされたような具合で、とにかくやかましい。 それに、狭い。 生まれてこのかた借家住まいで狭いところは得意だと思ってきたけれど、甘かっ…

眼球譚

今日も午後から病院である。 ああうっとおしい。 このクソ暑いのに、検査検査でずーっとカンヅメにされるのだ。 なんとかならんかこの目玉。 昨日は亭主が職場で目玉に関する情報を仕入れてきてくれた。 出産後、私のように目がおかしくなる人、案外少なくな…

検査

また眼科に行った。 総合病院というのは、とにかく人の時間を喰らう場所である。 まず眼科で二時間。鉛筆のアタマだとか小さなひかりの玉だとかを追視するゲームみたいな検査をやらされたあと、紹介状つきで神経内科というところに回された。 そしてまた検査…

眼科にて

眼科に行ってみた。放っておいてもよくなりそうになかったからである。 目は、思ったよりもずっと悪くなっていた。出産以来のひどい乱視は、やはり眼鏡ではうまく矯正できないようだった。原因は、片方の眼球を動かす筋肉の神経が、なんらかの原因でイカレて…

書けなかった

書こうとおもったら、長女さんが泣きだした。 おむつかえろと言っているらしい。 日記はおあずけ。しかしねむい。。。 (1996年7月15日)

産後のいろいろ

お産の翌日から、左目の眼球がうまく動かなくなっている。 そのせいで、ものがすべて二重に見える。 乱視どころではない。目の前の人の顔の上に、もう一つ同じ顔があるのだ。 そのレベルですべてのものがダブっている。 どうしても本が読みたくなって、宮沢…

睡眠不足

ゆうべは二時間眠れた。台風がいっちゃったみたいなので、これから洗濯。 しかし粉ミルクって、冷めるとなんだか魚くさい気がする。 ミルクに入ってるDHAとかいうの、もしかしてサカナから取ってるのだろーか。 自前の母乳は、いまいち不調。出ない。 (19…

生後一か月…

今日はうんち、二回。ちょっとやわらかめ。 明日で生後一ヶ月。早い。 二十分置きに泣く。読み書きしているヒマなし。(__)/チーン (1996年7月10日)