きのうは花火大会だった。
我が家は花火見物の特等席である。打ち上げ場所が近いから、部屋の明かりを消してカーテンをあけただけで、窓全面を花火の輪が埋めつくす。尺玉があがると重低音がビリビリと窓ガラスを襲う。なかなかの迫力である。
ゆうべは長女さん(生後一か月)を腕に抱いて、過労で熱だした亭主といっしょに一時間ばかり眺めた。
花火初体験の長女さんは、しっかり目をつむって寝たふりを決め込んでいた。慣れないものに触れたときにはいつもこんな反応をするのだけれど、音で驚いて泣いたりしないところは、さすが我が家の乳児である。日頃VAN HALENで鍛えていた甲斐があるというものだ。
(1996年8月4日)
※過去日記を転載しています。