大泣きしていた末っ子も、とうとう体力尽きて寝入ってしまった。
ここから先は、私一人でこの眠気に耐えなければならない。
頭、ガンガンする。
眠気ざましに、コンビニで買っておいたアイスチョコパフェ食べてみた。八甲田山で死の彷徨をしているような気分になってきた。
余計、眠い。
二年前、近所の「○○交差点」付近で迷子になり、その町内を二時間走り回ったことがあった。
車で。昼なのに、黄砂で空が真っ暗で、めちゃめちゃ不気味な雰囲気だった。
どこをどう曲がってみても、直進しても、いつのまにか同じ交差点に戻っている。呪われたかのようだった。
二時間後に抜け出すことができたのは、心のなかで亭主のアドバイスを思い出したから。
「そーゆーときは、お前が絶対行きたくない方向へ行け」
そうしたら、抜けられた。
こういうことが私にはしょっちゅうあるから、去年買った携帯はGPS機能搭載のにしたのだけれど、いまのところ、亭主のアドバイスだけでしのいでいる。
( _ _ ).。o○
寝たら終わるぞ人として。
というわけで、眠気と闘うためにまだ書く。
昨年度は三回ばかり、息子のお迎えを忘れて寝込んでいたことがあった。そのたびに、担任の先生が電話でたたき起こしてくれてた。歩いて五分。走って一分。近いからといって、許されることではない。半泣きになって下駄箱前で待っていた息子の顔を思い出しつつ、反省する。
去年はまあ、妊婦だったというので、周囲の視線も甘かった。
今年は「寝過ごしましたー」は通用しない。
上の記事で書き忘れたが、「○○交差点」付近で二時間遭難した数日後、その交差点のすぐ近くのアパートの室内で、複数の白骨死体が複数発見されるという、異様な事件があったのだった。
実話である。
(2005年04月20日)