写真は、二年前の夏。
お祭りそっちのけで、公園の排水溝にハマっている息子。
穴からさらさらと砂を落とし続けて、見入っている。
自閉症の子にはよくあるハマりパターンだ。
今年、息子は児童相談所で最重度クラスの自閉症というお墨付きをもらった。
「自閉症は生涯治らない」というのが、世界の常識。
でも、心のどこかで、「きっと、いまよりずっと良くなる」と思っている私がいる。
昨日、車でゴンチチの「放課後の音楽室」聞いてるとき、息子に「この曲、好き?」って聞いたら、目が物言いたそうに、複雑な動きをした。
表情は、曲について、あれこれと感想を述べている。
嫌いじゃなさそう。
でも、言葉は出ない。
このごろ、そういうことがよくある。