湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

気がかりてんこもり

特殊学級に通う息子(七歳)の、学校での様子が、少しおかしい。

 

家ではそうでもないけど、教室に入ると、人の話を聞いてないモードになり、外からの働きかけへの反応が激減する。閉じてしまっているのだ。

 

今朝、登校したら、教室にまだ先生がいなかったので、しばらく一緒にいて様子を見ていた。

 

朝から体育着に着替えるようにということだったので、着替えなさいといったのに、ランドセルから筆箱を取り出して握り締め、ぼーっとしている。五回ぐらい言葉で伝えたら、ようやく体を動かしたけれど、着替えるのでなく、上履きのかかとを踏んづけていたのを直したりしている。まるで言葉の意味が取れていない。


もちろん、昨年度までは、こんなではなかった。
先生が全員変わり、クラスの様子が変わったことに、対応できていないのだ。


変調をきたしているのは、息子だけではない。

昨日の日記にも書いたけれど、他の子供たちもピリピリしている。年かさの、しゃべれる子供たちは、息子に執拗にからんでいる。お世話してくれようとしているのだが、息子の反応がないので、少し乱暴になりつつある。


彼らもきっと、環境の変化がストレスになっているのだろう。息子の世話をすることは、昨年度の先生方に言い聞かされて、習慣になっているので、そこにのめりこむことで、気持ちのバランスを取ろうとしているのかもしれない。

 

ところが肝心の息子が無反応なものだから、つい強い対応になり、それがまた息子にとってもストレスになる。


息子の心の支えは、文字を書くこと。それだけは、自信を持ってできるのである。その道具である鉛筆や筆箱を握り、周囲の状況を無視することで、不安から身を守ろうとしているのだろう。

 

絵に描いたような悪循環である。

f:id:puyomari1029:20200914101640g:plain

大パニックを起こしても無理はない状況なのに、筆箱を握っただけでじっと我慢している息子が、けなげに思われる。

 

即効性のある解決法は、たぶんない。

息子が状況に慣れて、自分らしく動けるようになるのを待つしかない。先生方も人手の足りないところで大変そうだけれど、ここは息子の状況を正確に把握してもらい、支えになってもらうしかない。


連休明けに教育相談を申し込むか、家庭訪問のときに時間をとってもらって、よく話し合ってみようと思う。


(2005年04月28日)