湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

日常人体マッチングとか、ラノベとか

おはようございます。

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昨日から、息子の食が細い。

様子もおかしい。

 

介護施設から帰った途端、爆睡。滅多にないことだ。

 

夕食時になっても起きず、やっと起きたと思っても、なかなか食べない。

 

大の風呂好きなのに、入らない。

 

夜9時過ぎに、やっと食事して、夜中の一時すぎまで起きていた。いつもなら、どんなに昼寝しても早寝早起きなのに。

 

今朝も、なかなか食べなかった。

 

熱もないし、お腹が悪い様子もないけど、食事させずに介護施設に行かせるわけにはいかない。電話して、お休みすると施設に伝えた。

 

体調に問題なさそうなのに、情緒不安定で、イライラしている様子がある。

 

こういうときの息子に効くのが、バッハの「マタイ受難曲」である。

 

kindleYouTubeを開いて、流し始めた途端に、食事し始めた。

 

至高の抗不安薬だ。ただし息子限定の。

 

 

同じバッハの曲でも、効かないものも多い。

有名なトッカータとフーガや、G線上のアリアをかけると、逆に怒り出すこともある。

 

息子のなかで、これらの曲がどういう風に違っているのか、できることなら詳しく知りたい。

 

 

マタイ受難曲で元気を取り戻した息子は、iPadでマインクラフトをやり始めて、すっかりご機嫌になったけれど、私が掃除をしようと立ち上がった途端に、追いかけてきて、服の背中を無言で引っ張った。

 

そんなことをするのは初めてなので、「なに?」と聞いたけど、にやにや笑って、また服を引っ張る。

 

様子を見ていた長女さんが言った。

 

「そういうことをする時は、服が後ろ前だったりする」

 

その通りだった。(´・ω・`)

 

ところが、後ろ前を直して居間に戻ったのに、まだ服を引っ張られる。息子はますますにやにやしている。

 

長女さんが言った。

 

「表は直ったが、中のTシャツが、後ろ前なんだろう」

 

 

その通りだった。(;_;)

 

 

息子のIQは20台だけど、自閉症特有の視覚認知の鋭さと、幼少期からの療育で鍛え上げたマッチング能力が備わっているから、間抜けでド近眼の私などより、よほど注意力が高いのだ。

 

 

 

ボケたら息子の世話になろう。

 

息子の情緒不安定の原因はわからないけど、昨今の新型肺炎騒ぎで、周囲がナーバスになっていることに反応したのかもしれない。

 

 

 

 

 

ラノベ

 

小説家になろう」のアプリで、「虫かぶり姫」(由唯 著)という作品を読みはじめたら、例のごとくハマってしまい、最新話まで一気読みした。

 

シリーズが何冊か出版もされていて、コミックも出ているようだ。

虫かぶり姫 (アイリスNEO)

虫かぶり姫 (アイリスNEO)

  • 作者:由唯
  • 発売日: 2016/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ヨーロッパ風の異世界を舞台にしたファンタジーだけど、転生ものではない。

 

主人公は、貴族の令嬢だけれども、幼少期から本の虫と呼ばれるほどの読書家で、年頃になっても服や化粧、恋愛といった方面には全く興味がなく、歴史、医学、薬学など、幅広い書物を読み続けている。そのために大変な博学で、しかも現実の現象を分析して新たな発見をする能力も高い。

 

けれども貴族の子女に求められる社交性が全くなく、容姿のほうも、幽霊のようだと言われるほど影が薄いタイプであるため、社交界では酷く肩身の狭い思いをしていて、人付き合いに時間を取られるくらいなら、本を読んでいたいと思うほどだった。

 

そんな主人公に、次期国王である王子が、見せかけ上の婚約を提案した。王子としては、未来の王妃になろうとして迫ってくる女性たちや、その親族たちが疎ましくてならず、彼らを退ける盾としての、見せかけの婚約者が欲しいのだという。

 

適齢期の女性への提案としては最低な話だけれど、王家の蔵書を 読み放題というエサに釣られ、主人公はダミーの婚約者に収まることに同意する。

 

ところが王子の本心は、初恋の相手である主人公を自分の妃にすることだった。

 

王子としては、本以外に何の興味も持たない主人公を釣り上げるための苦肉の策だったのだけど、そんなことを知るよしもない主人公は、王城の図書館を使い放題使い、王子の執務室で好きなだけ読書することを許される生活を満喫していた。

 

ところが、婚約して四年目になって、主人公は、王子が自分以外の令嬢と親密になっていることを知る。もともと王子に対して恋愛感情を持っていなかった、と思っていた主人公は、いよいよ自分が身を引く時が来たとわきまえて、婚約破棄を申し出るのだけど、王子としては、主人公が本命なので、大慌て。

 

そんな婚約者たちのすれ違った思惑とは別に、王城では、王子の本当の思いびとを、婚約者である主人公がいじめ抜いているという、事実無根の中傷が出回っていて、あろうことか、主人公は殺人未遂の容疑者にされてしまう。もちろん全ては、未来の王妃になろうと目論んだ令嬢と、王家をだまくらかして儲けようとした令嬢の父親で仕組んだ陰謀だったのだけど、もともとその父娘を始末するために網を張っていた王子と、その部下たち、そして容疑者にそれた主人公のすぐれた分析力によって、あっというまに陰謀は潰えて終わる。

 

というところまでが、物語の序盤。

 

その後、主人公は自分のなかの王子への恋心に気づき、王子も本心を告白して、相思相愛のカップルになるのだけど、二人の仲を引き裂くような国難が次々と降りかかり、息もつかせないような展開となっていく。

 

隣国を敵視する軍部の台頭。

主人公を暗殺してでも自分に縁のある娘を送り込もうとする、王家の親族たちや、近隣の諸侯たち。

そして、治療法のない感染症の蔓延を利用して、隣国との開戦を画策する謎の勢力。

 

最新話は、主人公が暗殺者の手からかろうじて逃れ、とんでもない苦労をして、感染症の特効薬を見つけ出す寸前のところで終わっている。王子は城に残って必死で国政を支え、陰謀と戦っているものの、主人公の生死を確認できないまま、黒幕らしい貴族の令嬢との結婚を強要され、断ることの難しい状況に追い込まれている。

 

作者さん、早く続きをお願いします。(;_;)