湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

自閉症

お友達

息子は、今日から保育室に正式入園する。 昨日は、パニックもおこさず、穏やかに遊んで過ごしたそうだ。 「あれ、いない! と思って見回したら、おままごとの輪のなかに、入ってたんですよー」 と保育士さんが言った。これまでは、わりと一匹オオカミ的に、…

息子、がんばる

息子(5歳・重度自閉症)は、一週間、がんばった。 午前中は療育教室に通い、午後は保育室で遊んだ。 保育室へは、来週から正式入園できることになった。 午前中の療育は続けるので、午後からの登園、夜の帰宅となる。 保育中に、なんどか大パニックをおこした…

息子の「読書」

息子(5歳・重度自閉症)は、どうやら「読書」が好きらしい。 親が読んでいる文庫本やマンガ本を、親の背後から、じーっと覗き込んだりする。 きのうは、おとーさんが読んでいた、川原泉の「ブレーメン2」を、横取りして読んだそうだ。 私が読んでいる、野中英…

人生初の三語文

息子(5歳・重度自閉症)が、生まれてはじめて、三語文をしゃべった。 「あいあっ、ほっしー、ぎうにゅっ!」 若干、発音にひずみがあるが、ふつうの日本語の音韻体系に即して変換すると、次のような意味になる 「あだは、ほしい、ぎゅうにゅう!」 息子の家庭…

息子の家庭保育室体験記…

いま、ゆうがたである。 息子(5歳・重度自閉症)は、家庭保育室に通園中である。 例によって、どきどきの待機中である。 今日は、入室直後から遊びたがって、暴れた。みんなはオヤツの最中だった。しーんとして、「いただきます」をまっていた。静粛な空間に…

家庭保育室一日目と、二日目

昨日のつづき。 通園初日の息子(5歳・重度自閉症)は、やっぱり、それなりに「大変」だったらしい。お迎えのときに、先生の報告をうけた。 入室後、一時間ほどたったところで、何かを探すように、園内のドアを全部あけてまわろうとしたという。玄関に通じるド…

家庭保育室体験入室

いま、息子(5歳・重度自閉症)は保育室にいっている。今日が初登園である。 今日は二時間だけの滞在予定。慣れるまでショートステイ、ということで取り決めたのだが、いったいいつ慣れるものやら、まったく見当がつかない。 先週、はじめてつれて行ったときは…

ときどき成立する会話

息子(5歳・重度自閉症)の言葉のほとんどは、まだオウム返しだけれど、ときどき「対話」になることもある。 「◯◯、おふろだよ」「おふろ? オッケー」 十日ほど前に、突然「オッケー」の用法に目覚めたらしく、頻繁につかいはじめた。軽~い口調でいうので、…

車・家庭保育室

車の修理工場から電話がきた。「どっかーん」という爆発音は、簡単な部品の交換で完治するので、明日には修理が完了して、引き渡せるという。車検の保証期間内だから修理費はタダ。めでたしめでたし。 息子(5歳・重度自閉症)の幼稚園問題も、意外に早くケリ…

ごたごた

厄介事というものは、まとめてごっそりやってくることになっている。 息子(5歳・重度自閉症)の通う幼児教室で、とうとう、幼稚園入園を勧められた。息子の成長を見て、入園が望ましいという判断をされたのだと思う。だから、喜んでしかるべきことなのだと思…

お客さん

ちっちゃな女の子が、ご両親といっしょに、うちに遊びに来てくれた。まだ二歳だけど、おしゃべりがすごくじょうずで、おもちゃであそぶのが大好きだった。 息子(5歳・重度自閉症)は、とってもうれしかったらしい。 うれしいからはしゃいで、女の子のまわりを…

挨拶の練習

息子(5歳・重度自閉症)の幼児教室が、今日は午前十一時からだった。 十一時前後というのは、微妙な時刻である。挨拶を、「おはようございます」にすべきか、「こんにちは」にすべきか、いつも、迷う。 教室の先生方も、人によって「おはよう」派と「こんにち…

腹痛

息子(5歳・重度自閉症)といっしょに市役所へ向かった。 が、たどりつけなかった。 半分ほど歩いたところで、息子がしゃがみこみ、一歩も歩かなくなってしまったのだ。 どうやら、急に、おなかにさしこみがきたらしい。 オムツだから、何が出ても、とりあえず…

五杯

幼児教室で、息子(5歳・重度自閉症)が、うまれてはじめて、自分のフルネームと、年齢を言ったという。 「◯◯◯◯、ごはいっ!」 五杯。 いい飲みっぷりである。 (2003年1月9日) ※過去日記を転載しています。

1月1日

息子(5歳・重度自閉症)は、小池栄子が好きらしい。テレビに出てくると、張りついて、じーっと見ている。 テレビのなかの小池栄子がくるっと回ったりすると、息子もくるっとまわってみたりする。 叶姉妹には、あんまり興味はないらしい。 (2003年1月1日) ※過…

着メロと息子

掃除したり、息子(5歳・重度自閉症)の散髪をやったりして、夕方にはぐったり疲れた。 こういうときは、ささやかな気晴らしがほしくなる。 で、普段あまりつかわないケータイをひっぱりだして、着メロをいじってみた。 買ったときから入っている曲や、自分で…

絵本

息子(4歳・重度自閉症)といっしょに、絵本を読んだ。 「ブルーナの おはなしちえあそび3」絵/ディック・ブルーナ 文/村田さち子 講談社 シンプルなしかけ絵本。ちいさなかたつむりからはじまって、めくっていくと、だんだん大きな動物の絵がでてくる。「ぶた…

碁石が出た……

息子(4歳・重度自閉症)が、立ったまま椅子に片足をひっかけて、実に奇妙な格好で静止しているので、なんだろうと思って近づいてみたら、「大」の気配が漂ってきた。 「ちょっと、でてるじゃないのよ! 教えなさいってば」 と私がというと、 「でたー」 と事…

パジャマ

息子(4歳・重度自閉症)は、私のパジャマが好きである。あるいは、パジャマを着ている私が好きである。 息子を産むときに新調した、あずき色の授乳用パジャマがとくに好きで、昼間でも私にそれを来てくれとせがむ。羽織るだけでなく、ちゃんとボタンもかけな…

アイアイ

いま夜中の三時。遅くなっちゃったし、いろいろあってクタクタだし、きょうは日記はお休みと思っていたが、休めない。 息子(3歳・重度自閉症)が、どんどん変化しているからだ。書いておかないと、絶対忘れる。 息子が、歌をうたった。 「あーいあい、あーい…

言葉・偏食・通園施設

息子(3歳・自閉傾向のある重度広汎性発達障害)が、昨日口にした言葉。 おしり・あし・ぼう・はし・あつい 「ぼう」「はし」は、なぜか、自分のおちんちんをじーっと見つめて言った言葉である。 息子は、つい最近、自分におちんちんというものがあることを発…

療育メモ・他

息子(3歳・自閉傾向のある重度広汎性発達障害)の教材を、少しづつ増やしている。 家族と、施設の先生方や、専門療育をしてくれている先生方の顔写真を二枚づつ、8×11センチほどにプリントアウトして、ラミネート加工したもので、マッチングや二択の練習を続…

言葉の記録

書き物や教材づくりをしようと思って5時半に起きたのに、いっしょに息子(3歳・重度広汎性発達障害)も起きてしまった。ハサミを持っていると息子に襲いかかられるので、教材づくりは断念する。デジカメの写真の整理だけしておこうか。 昨日は行動療法の教室…

疲労

焦ろうとくたびれようと、時間は一日一日と過ぎていく。 きのうはなんだか疲れてしまって、風呂上りに倒れるように眠ってしまった。 息子(3歳・重度自閉症)が、教えたことばを復唱するようになっている。ただし、教えてすぐに言ってくれるわけではない。日中…

つまらないこと

施設との対話の経緯は、やはり相当神経にこたえたらしい。丸一日、胃の調子が悪くてしかたがなかった。体全体の調子もよくない。 息子(3歳・重度自閉症)の相手をしないときには、とにかく体を横にして休むようにしている。 今の施設に息子を通わせずに、家庭…

げんなり

昨日、息子(3歳・重度自閉症)の通園施設の担任と亭主との「対話」があった。お誘いを受けなかった私も、敢えて後から施設に出かけ、途中から話を聞くことができた。 亭主はまず、「施設外で療育をしている親を中傷し、圧力をかける先生がいるので、絶対にや…

消えていく言葉

息子(3歳・重度自閉症)の調子がいまいちなので、きのうは療育らしいことはあまりしなかった。公文もお休み。 ただ、放っておくと、息子の言葉はどんどん消えていってしまうので、とにかく機会があるたびに強制的に発語させるようにする。ふと気がつくと、数…

きょうだい

親が気づかないうちに、息子(3歳・重度自閉症)と長女さん(5歳)の精神的なつながりは、とても深いものになっていたようだ。 ゆうべ、長女さんはまたしても息子と風船遊びをしようとした。けれども息子はまたしても疲れていた。ムリもない、きのうは早朝から夕…

遊び

きのうも、息子(3歳・重度自閉症)と長女さん(5歳)は風船遊びをした。 「お風呂から上がったら、いっしょに遊ぶの」 そう言って、長女さんは元気に意気込んでいた。 けれども、息子のほうは、少し疲れが溜まっていたのか、あまり遊びに乗らなかった。 昨日と…

遊んだ!

ゆうべ、息子(3歳・重度自閉症)と長女さん(5歳)が一緒に遊んだ。 これは我が家にとっては大変な事件なので、詳細を記録しておかなければならない。 昨夜九時過ぎだったろうか、風呂から上がって蒲団を敷こうかというころに、長女さんが亭主に、 「とーちゃん…