ちっちゃな女の子が、ご両親といっしょに、うちに遊びに来てくれた。
まだ二歳だけど、おしゃべりがすごくじょうずで、おもちゃであそぶのが大好きだった。
息子(5歳・重度自閉症)は、とってもうれしかったらしい。
うれしいからはしゃいで、女の子のまわりをはしりまわって、そばに貼りついて何気なくちょっかい出して、でもしゃべれないし、おもちゃもうまく遊べなくて、思わずケリなんか入れちゃって、結局泣かれてしまった。
女の子のお母さんは、息子の気持ちを汲んで、なぐさめてくれていた。
息子は、だれにも聞えないような、ちっちゃい声で「ごめん」と言っていた。
(2003年1月13日)
※過去日記を転載しています。