息子(4歳・重度自閉症)といっしょに、絵本を読んだ。
「ブルーナの おはなしちえあそび3」絵/ディック・ブルーナ 文/村田さち子 講談社
シンプルなしかけ絵本。ちいさなかたつむりからはじまって、めくっていくと、だんだん大きな動物の絵がでてくる。「ぶたさんより おおきい ひつじよ」のところで、息子もいっしょに、
「おおきい」
と言った。いちばん大きなぞうさんで終わる。それで、ぞうさんのでてくる絵本も読んだ。
「ぞうくんの さんぽ」 作・絵/なかのひろたか レタリング/なかのまさたか 福音館書店
長女さん(6歳)も、小さい頃、このお話が気に入っていた。いいお天気の日に、ちからもちのぞうくんが、かばくんと、わにくんと、かめさんを背中に乗せて、さんぽにでかけて、ころぶ。それだけ。息子は、いっしょうけんめい、聞いていた。
みじかい絵本二冊で、息子は「おつかれさま」の気分になる。
疲れてくると、細かいところを確かめたくなって、何十回も、前のほうのページをめくりたくなってしまう。こだわりでつらくなるまえに、「きょうの読書は、おしまい」といって、おかたづけする。
(2002年12月15日)
※過去日記を転載しています。