息子(3歳・重度自閉症)の調子がいまいちなので、きのうは療育らしいことはあまりしなかった。
公文もお休み。
ただ、放っておくと、息子の言葉はどんどん消えていってしまうので、とにかく機会があるたびに強制的に発語させるようにする。ふと気がつくと、数ヶ月前まで言えていた「ジュース」「おいしい」が言えなくなってしまっている。もう一度引き出さなくてはならない。
通園施設では、プール遊びなど、体を動かすカリキュラムが中心になるので、通園した日の午後はどうしてもたらたらと過ごしがちである。炎天下での外遊びや通園が、息子の疲労になおさら拍車をかける。どうもムダに疲れているような気がして、もう少しなんとかならないものかと思うのだが、いまのところ、あまり疲れが溜まりそうな日は休むなどして対処する以外に方法はない。
息子の通う療育教室の先生は、施設が連日真夏のプールに子供たちを入れることに対して強く批判的で、ずいぶん怒っていた。
「発達に問題を抱えた子供たちにとっては、炎天下に外でぐったり疲れるまで遊ばせることよりも、いまこの時期にもっともっとやるべきことがいくらでもあるのに、施設の意識は低すぎる」
私もこのごろそう思うようになってきた。息子には体を思いきり動かすことはたしかに必要だけれども、なにもそれは炎天下のプールでなくてもいいのである。
(2001年7月19日)
※過去日記を転載しています。