息子(4歳・重度自閉症)は、私のパジャマが好きである。あるいは、パジャマを着ている私が好きである。
息子を産むときに新調した、あずき色の授乳用パジャマがとくに好きで、昼間でも私にそれを来てくれとせがむ。羽織るだけでなく、ちゃんとボタンもかけなければいけないらしい。
私が着てやらないと、パジャマを両手で抱えてほっぺたに押しつけたりしている。そんなに好きならアンタも着てみなさいよと言って、息子にパジャマをかぶせようとしたら、恥かしがって逃げていった。照れるほどのことなのか。
(2002年12月1日)
※過去日記を転載しています。