「なぜユダヤ人はユダヤ人というだけでユダヤ人なんでしょう。」
「わたしはここにいますか。」
「ヨーロッパ文明はカステラの茶色のコゲなのでしょうか 含まれる蜜なのでしょうか。」
プラハ市役所の「カフ課」の窓口に来た人々の上のような訴えに、カフカが次のコマで、
「どうしてプラハ中のわけのわからないユーウツで不安な問題がわたしのもとに集約されるんだ!」
とキレている。
読むとものすごく頭の疲れる漫画。
たぶん現代思想に遭難させるための漫画だからだろう。
今日の一文(一月二十八日) - 湯飲みの横に防水機能のない日記