2023-02-14 今日の一文(二月十四日) 今日の一文(2023年) 引用 上田三四二。 短歌を日本語の底荷だと思っている。 「短歌一生 物に到るこころ」(講談社学術文庫) 三十年ほど前に、この一文に出会ったことで、短歌というものへの思い入れが深くなった。 日本語ということばの船が、揺らがずに荒波を渡って未来に行くのに必要な底荷になるのなら、大切に扱いたいし、自分でも詠みたいと思ったのだ。 長らくサボっていたけれど、また時折Twitterの歌会などに乗っかって、ささやかながら底荷を増やしてみようと思う。 短歌一生―物に到るこころ (講談社学術文庫) 作者:上田 三四二 講談社 Amazon