こんにちは。
朝は7時半ごろに起床。
昨晩うっかりCPAP(無呼吸症候群の治療器…通称呼吸器)をつけ忘れて就寝したので、寝起きの頭痛がひどかった。
うちの自治体では還暦相当の住民に無料の歯科検診チケットが配布される。昨日それを持ってかかりつけの歯科で診察を受けてきた。問診票に既往症を記入する欄があったので、無呼吸症候群と書いておいたら(その他の持病は欄に入りきらないので省略した)、先生がものすごく食いついてきた。
「無呼吸症候群って、自己診断?」
「いえ、○○総合病院で検査して診断されてます」
「耳鼻科?」
「はい。最初耳鼻科で言われて、検査入院して診断が出てからは、心臓血管内科のほうの専門医に見てもらってます」
「じゃ、CPAPとかやってるの?」
「使ってます」
「あれ、どう? 寝るのに邪魔じゃない?」
「意外と気にならないですね」
「寝返りうてないんじゃないの?」
「ホースが柔らかくて長いから、普通に寝返りできますよ」
「横向いても平気なんだ」
「うつ伏せにならなければ、まず大丈夫かと」
「鼻につけるの?」
「そうです。鼻が詰まると使えないです」
「買取?レンタル?」
「レンタルですね」
「いくらくらいかかるの?」
「保険ききますけど、三ヶ月で10000円前後だったかと」
「効果あるのかな」
「あると思いますよ。診断出た時に、7年以内に死ぬ確率17%とか言われましたけど、10年超えても無事に生きてますし」
「使ったのと使わないのとで、やっぱり違う?」
「違いますね。つけ忘れて寝ちゃうと、翌朝頭痛がひどいです」
「そっか、頭痛するんだ…」
などという会話をしたのに、つけ忘れて寝て頭痛に襲われたのだから、間抜けとしか言いようがない。
ちなみに歯科検診では、自分の歯が26本残っているものの、歯間に小さな虫歯が幾つもあるということで、日々のデンタルフロス使用をおススメされた上で、がっつり治療されることになった。
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午前中は教会の日曜学校へ、末っ子と一緒に出かけた。今日は「テサロニケ人への第一の手紙」の第1章について教えていただいた。
そしてあなたがたは、多くの患難の中で、聖霊による喜びをもって御言を受けいれ、わたしたちと主とにならう者となり、
(テサロニケ人への第一の手紙 1-6)
テサロニケは、マケドニアのカッサンドロス王の妻であるテッサロニカ(アレクサンダー大王の異母妹)の名にちなんで命名されたという。
現在ではテッサロニキと呼ばれているギリシャの港町で、聖書の時代にはローマ帝国の大商業都市として栄えていたようだ。
「テサロニケ人への第一の手紙」に書かれている「多くの患難」というのは、現地のユダヤ人たちによる迫害だったらしい。世界史に疎いので、状況がよく分からないのだけど、当時のテサロニケには、流通や貿易などの関係でユダヤの人たちがたくさん居たのかもしれない。
少し調べてみたら、バビロン捕囚後に地中海各地に離散したユダヤ人は、ディアスポラと呼ばれていて、各地にユダヤ人のコミュニティを作って、会堂で礼拝を行うなどしていたらしい。「テサロニケ人への第一の手紙」を書いたパウロは、そのユダヤ人コミュニティのネットワークを使って、伝道旅行をして、驚くほどの勢いで信仰者を増やすという成果をあげていたようだけれども、コミュニティに属するユダヤ人の中には、十字架にかけられたイエスを救世主とするパウロたちに反感を抱く人たちも少なくなかったのだろう。
コミュニティ内の変化を嫌う人にとっては、大勢の民衆を巻き込んで社会のあり方を変えかねないキリスト教をもたらしたパウロたちが、疫病のように思えたのではないかと思う。
現代では、特定の思想や信仰がいきなり世界的規模で広がって、社会に変化をもたらすような状況というのは、なかなか起きにくくなっていると思う。
一方で、新型コロナのような伝染病は、ひとたび起こってしまうと、2000年前のキリスト教よりもすごい勢いで全世界に蔓延し、ほんの数年で、世の中のあり方を少なからず変えてしまう存在になっている。
社会に変革をもたらすという思想や信仰の役割が、根こそぎウィルスに取って変わられたのかと思うと、なんとも微妙な気持ちになるというか……おかしな時代に居合わせたなあという気がしてくる。
そういえば、パウロの伝道の足跡を追った本を読みかけていたのを思い出した。
Kindle本で購入していたので、読みかけたページを確認したら、まだダマスクスだった。
マケドニアどころか、地中海にすら出ていない。せっかくだから、もう少し進んでおこう。
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お昼は天ぷらそば。亭主作。美味しかった。
夜はカレーの予定。