湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

Kindle読書メモ

素朴な読書記録。

 

三石由起子「これで読破! 源氏物語 四十二 匂宮」

 

読了。

三石由起子氏の「これで読破!」シリーズは、原文と、解説を挟み込んだ現代語訳が、交互に読めるように編集されている。

 

青空文庫版の与謝野晶子訳のほうは、原文がないので、古語の確認をしながら読みたい時には、「これで読破!」の源氏シリーズは大変便利だ。

 

ありがたいことに、Kindle unlimited(読み放題)で読める書籍が多いのだけど、時折例外がある。

 

この「匂宮」も、末っ子のレポートに協力するときに、百円で購入した。

 

亭主の書斎に行けば岩波古典大系があるのだから、それを持ってくればタダなのだけど、あれはベッドに寝転がって読むべきものじゃない気がするので、遠慮している。

 

 

同じ源氏物語でも、Kindle本なら寝転がって読んでも許される気がするのは、汚したり破ったりする心配がいらないからかもしれない。

 

本当なら、きちんと座って居住まいを正して読むべきなのだろうけど、いまはそんな姿勢を長時間維持する体力がない。生きているうちに、できれば源氏物語は全部読みたいので、今後も楽をさせてもらうつもりだ。

 

正岡子規歌よみに与ふる書青空文庫 Kindle

 

この「歌よみに与ふる書」を始めとした、正岡子規の作品は、岩波文庫でも出ているけれど、三十年ほど前には大半が品切れか絶版だったようで、入手がとても難しかった。

 

古本屋さんを何軒も回って、やっと見つけたときには、跳ね回りたいほど嬉しかったものだ。

 

いまでは、多くが電子化されているから、読みたいと思えばいつでも読める。ありがたい時代になったと思う。

 

Kindleで無料で利用できる青空文庫は、末っ子たちのような文学部の学生にとって、強い味方になっていると聞く。

 

文学部で教えている亭主によれば、「いまの学生は本に金を使わん」らしいのだけど、無料で使える電子本や、図書館所蔵の電子化データが増えているから、そういうのをうまく利用する学生が増えているのかも知れない。

 

 

美袋和仁「あなたのお城の小人さん 御飯下さい、働きますっ」1巻

 

ふと目について読んでみたラノベ作品。

 

別世界(日本)での前世の記憶を持つ王家の姫が、なぜか城内で育児放棄されていて、餓死寸前のところで厨房の料理人に発見され、秘密裏に育てられることになり…というお話。

 

主人公の境遇はかなりブラックだし、主人公自身もわりとシビアな性格だけれど、保護されてからは、暑苦しいほどの人情と忠誠心に守られながら、とことん幸せを紡いでいく流れなので、ストレスなしに楽しめる。

 

異世界転生した赤ん坊が、育児放棄の憂き目に遭って死線をさまよい、前世知識を駆使してサバイバルするというお話は、書き手にも読み手にも人気があるようで、「小説家になろう」でも、ちょくちょく見かける。競い合って作品の深みが増すからだろうか、読み応えのある作品に出会うことも多いように思う。書く方々は大変だろうけど、読み手にとっては、ありがたいことだ。

 

全4巻で完結しているようなのだけど、書籍代が嵩んでいる関係で、全巻制覇は少し先になりそう。(´・ω・`)



 

 

 

 

 

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