こんにちは。
3日前の日記。
生活サポート系アプリの「悪魔執事と黒い猫」が、今月半ばからサンリオとコラボ企画をやるらしい。
世界観的にかなり違和感があるんだけど、この世の事物のあらゆるものとコラボ可能なキティちゃんのことだから、きっと馴染んでしまうのだろう。ちょっと楽しみ。
(_ _).。o○
ここに転載した27年前の日記を読み返してみて、自分の変わり映えのなさに少し呆れた。
1996年というと、長女さんを産んだ年だ。
当時はまだ三十代半ばだったけど、産後はとにかく体調が悪くて、日々の暮らしにも難儀していた記憶がある。
それでも、少しでも余裕があれば、何か読んだり書いたりしていた。
日記は毎日書いていたはずで、ここに転載できていない記事が、まだ一万本以上はある。全部転載するのは、さすがに無理だろう。
上の過去日記に出てくる粘菌図鑑、「日本変形菌類図鑑」は、まだ本棚にあるはずだ。南方熊楠の伝記漫画も、手放した記憶はないから、探せば出てくるだろうと思う。
二十七年も読み返していないから、内容はほとんど頭から抜けている。覚えているのは、南方熊楠の息子が、受験前に風邪をこじらせて、脳に後遺症が残ってしまったというエピソード。
Wikipediaの南方熊楠のページには、次のように書かれている。
長男:熊弥(1907-1960) - 1907年(明治40年)6月24日生まれる。幼名・蟇六。旧制高知高校受験中に精神病を発症し、50代半ば(1960年)で死去。
1925年(大正14年)、長男熊弥が精神異常を発症し、入院のち自宅療養。
父の熊楠が亡くなったのは1941年。熊楠の妻はそれより早く、1921年に亡くなっている。誰が長男の介護をしたのかが気になるけれど、Wikipediaには書かれていない。
南方熊楠が気になるのは、どうもこの偉人が、自閉症の隣人のような気がしてならないからだ。
超人的な記憶力。
偏屈な癇癪持ち。
決まった生活パターンを崩さない。
食べ物への強いこだわり。
裸が好き。ボタンが嫌い。
てんかん。
だいぶ、怪しい。
水木しげるの「猫楠」を読んだ数年後だったと思うのだけど、内田春菊による伝記マンガ「クマグスのミナカテラ」を購入して読んでいる。
なぜ内田春菊氏が南方熊楠を描くのだろうと、首をひねりつつ読んだ記憶がある。
主人公は南方熊楠だけれど、熊楠と同時期に大学予備門にいた学生たち(夏目漱石、正岡子規、山田美妙、秋山真之など…)が、物語を牽引していく形だったので、明治大正期の日本の歴史に疎かった私には、ちょっと敷居が高い作品だった。
この作品、現在Kindle Unlimited(読み放題)で利用可能となっていたので、ダウンロードして、二十数年ぶりに読んでみたら、ものすごく面白い。
どうやら私は、この二十数年で、明治大正期の日本の歴史にちょっとは詳しくなっていたらしい。そういえば、長女さんが生まれた前後、正岡子規や夏目漱石あたりをよく読んでいた気がする。その後、尾崎紅葉にハマった時期もあったし、末っ子の受験勉強につきあって、大正から昭和初期にかけてのドラマや映画を見たり、日本史の問題集を解いたりもしていたし。
ちょっと嬉しい。