湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

「小説家になろう」で読んだ作品のメモ

だんだん、読んだ作品全部の感想を書くのがしんどくなってきた。読む量が多すぎるから、読んだその日のうちに書ききれない。数日遅れになる。

 

でももうしばらくは、頑張ってみる。

 


「婚約者は人形のような女だった」(作者:黒井影絵)

 

全1話。

 

不遇のヒロインが義妹に婚約者の王太子を奪われて、卒業パーティーで婚約破棄を宣言されるという、定番の婚約破棄もの……だと思ったら、激昂した王太子に殴られたヒロインの生首がボロリと床に落ちたところから、予想外のラストへと突っ走る。

 

短編だから面白いのだろうけど、できれば、破天荒な才能を持つヒロインが大活躍する長編が読みたい。

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n4093hk/

 

 


「婚約破棄される悪役令嬢なんて存在しなかった!」(作者:黒井影絵)

 

全1話。

タイトル通り、ほんとに徹底的に存在しない悪役令嬢兼婚約者に向かって、大上段から婚約破棄をかました馬鹿王子のその後は不明。たぶん、のたれ死んだのだろう。

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6074hg/

 

 


「今日もわたしは元気ですぅ!!(キレ気味)〜転生悪役令嬢に逆ざまぁされた転生ヒロインは、祝福しか能がなかったので宝石祝福師に転身しました〜【WEB版】」(作者:古森きり@ガンオンで読切掲載中)

 

ヒロインの前世が世知辛かった。

理解のない夫に傷付けられながら、夫の両親の介護に明け暮れるうちに、心身共に追い詰められて自殺。

 

誰にも顧みられない人生だったのに、気がついたら乙女ゲームの美少女ヒロインに転生していたものだから、つい調子に乗って、何の努力もせずに傲慢高飛車に生きていたら、チヤホヤされるどころか鼻つまみ者になってしまって国外追放の憂き目に遭う。

 

そこで初めて、まともに転生後の人生を考えるようになり、唯一の特技を活かして実直かつ平穏に生きることを決意。

 

ところが、ゲームシナリオの強制力は、主人公に平穏な人生など許してはくれず…

 

「なろう」では定番の、傍迷惑な転生ヒロインだけど、そういうヒロインを主役に据えて、更生していくさまを描いた話は、あまり見かけないような気がする。キレ気味で頑張るヒロイン、健気で良かった。

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6463fx/

 

 


「王女を口説いてはいけません!」(作者:瀬尾優梨)

 

転生者である王女は、前世で得ていた知識を使って、隣国の王子の陰謀をことごとく暴いたあと、その王子を自分の婿にしてしまう。

 

王女にハニートラップを仕掛けて国を奪うつもりだった隣国の王子は、逆に自分が罠にかかって捕まったことに怒り、わざわざ自分を婿にした王女の真意も見えないために、結婚後も荒れた生活を送っていたけれど、ある日王女が、夫に口説かれたりしたら死ぬと言っているのを立ち聞きしてしまい… …

 

前世の「推し」だった隣国王子の声を聞いただけで腰が砕ける王女の受難の日々が始まっただけでお話は終わるのだけど、ご本人たちが幸せそうで何よりではある。

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5456ew/

 

 

「愛しておりますわ、“婚約者”様」(作者:ラララオキ)

 

全9話。

 

婚約者の令嬢が自分にベタ惚れしていると信じていた侯爵令息は、令嬢の恋心につけ込んで優位に立つために、わざと婚約破棄騒動を起こして、側室を持つことを認めさせようと画策した。

 

ところが、常に愛を語っていた令嬢は、あっさり婚約破棄を受け入れて去ったばかりか、すぐに次の婚約者を見つけてしまう。

 

自分を愛していたというのは嘘だったのかと怒って詰め寄る侯爵令息に、元婚約者の令嬢は、愛と恋の違いを冷静に語って聞かせるのだった…

 

貴族令嬢が自分の裁量できっちりと「ざまあ」を決めるお話だった。

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n1760hk/

 

 


「晴れて国外追放にされたので魅了を解除してあげてから出て行きました」(作者:ラララオキ)

 

全1話。

 

異世界転生婚約破棄もの。

 

魅了の薬で周囲を思うままに操る義妹の陰謀で、冤罪を着せられた公爵令嬢リネットは、王子の婚約破棄をあっさり受け入れ、言われるままに国外へ追放される。

 

もともと家も国も捨てるつもりだったリネットは、喜んで追放されたものの、それまで受けてきた酷い仕打ちに思うところが無いわけでもなかったため、出国前に、国内の魅了の効力を完全消滅させてしまう。

 

その後の「ざまあ」は苛烈を極め、魅了解除で正体を暴かれた義妹以外にも、だいぶ人死にが出たので、読後感はスッキリを通り越し、かなりエグかった気がする。すっごくストレスが溜まっている読者になら、おすすめできそう。

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n8392hj/

 

 

 

「女神の計らい」(作者:いちいちはる)

 

全1話。

ある特異能力の存続のために、家畜の「交配」に近い発想で婚姻が決定される王侯貴族のお話。

 

婚約者である王子に徹底的に疎んじられて苦しんでいたエメラインは、ある日、一方的に王子に婚約破棄される。

 

もともと傲慢な王子が大嫌いだったエメラインは、二度とこんな婚約を強いられたくないという思いから、ただちに修道院に入ることを決意。

 

修道院で彼女を迎えた神官は、かつて王命によって修道院入りを強いられた王族だった。意気投合した二人は、王命に縛られない自由な人生を勝ち取るために、協力して、ある計略を実行することに…

 

ハッピーエンドではあるものの、国が抱える「婚姻=強制交配」の問題は解決していないと思うので、すっきりしない気分はのこる。主人公たちの子孫に期待したい。

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3683hk/

 

 

 

「偽聖女の汚名は晴らさない方が幸せになれると判断しました」(作者:鈴村あおい)

 

全1話。「ざまあ」あり。

国全域を守る結界を張ることのできる主人公が、偽聖女と決めつける王子に婚約破棄され、隣国の皇子と結婚する。

 

聖女のいなくなった国は、あっけなく魔物に滅ぼされ、王子は愛人ともども(以下略)。

 

「ざまあ」がきついので、読後感は読む人によっては爽やかとは言い難いかも。

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n3182hk/

 

 


「やり直し側妃は幸せを掴む」(作者:まるねこ)

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6578gn/

 

 


「やり直し側妃は幸せを掴む」(作者:まるねこ)

 

全15話。

王の側妃であるアイリーンは、正妃のミサキによる執拗な虐待行為で死亡したはずなのに、なぜか生前の記憶を持ったまま、幼児期の自分に戻ってしまう。

 

二度と側妃にならないために、あらゆる手を尽くして国王と縁ができることを避け続けたアイリーンは、よい友人達や、自分を本当に愛してくれる婚約者と出会い、幸せにをつかんでいく。

 

一方、アイリーンを殺した正妃のミサキと国王も、記憶をもった状態で時間を巻き戻されていて…

 

ミサキという女性の人格が、ただひたすらおぞましい。恋敵を虐待して殺すだけでなく、その両親まで冤罪で処刑して、夫の国王も魅了のスキルで落として言いなりに操り、やることと言えば贅沢三昧の生活だけ。現代日本から転生者らしいのだけど、どう育ったらこんな女性が出来上がるのか、謎すぎる。神様も転生させる前にちゃんと人格を見て選んだらいいのに。

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6578gn/

 

 

 

「召喚されましたが、失敗だったようです。恋愛も縁遠く、一人で生きて行こうと思います。」(作者:まるねこ)

 

全32話。

王家の意向で一方的に異世界に召喚された主人公の牧野楓は、魔力がないと知られた途端、使えないということで、王城を放り出されてしまう。

 

自力で生き残ることを決意した楓は、偽名で冒険者ギルドに登録し、異世界で暮らすのに必要な知識を学び、スキルを身につけながら、いつか安住できる場所を見つけることを目標に、旅をする。

 

だいぶ男運の悪い女性らしくて、途中の出会いはがっかりの連続だったけど、孤独な旅路の最後の最後で、やっと幸せをつかむ。

 

そんなに長いお話じゃなかったはずなのに、やけに長い旅のように感じた。

 

 

 

「見た目が気に食わないと言い張る婚約者」(作者:ハチ助)

 

全3話。

勤務中、上司であり婚約者でもある第二王子に容姿を貶され、目障りで仕事の邪魔だとまで言われたセリアは、上司の仕事の効率化を図るために、だれもが褒め称えるプラチナブランドのロングヘアをばっさり切り落としてしまつ。

 

ところが、短髪になったセリアを見た第二王子は猛烈な勢いでセリアに謝罪し、容姿を貶していた本当の理由を告白する…

 

本心では自分の婚約者が大好きだったとしても、第二王子のやっていたことは酷いパワハラ&モラハラなので、セリアはもう男装の麗人になっちゃっていいんじゃないかと思った。

 

 

https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5071hk/