Amazon Prime Videoで、アニメ「ドリフターズ」(平野耕太原作)のシリーズを見られることに気づいて、さっそく第一話を鑑賞。
物語は原作と同じように、島津豊久の最期の一日の壮絶な見せ場から始まる。
西軍の敗北が決まった関ヶ原の戦いで、追撃してくる井伊直政ら東軍の兵から叔父の島崎義弘を逃すために、豊久は捨て奸(すてがまり)の戦法を取って敵の槍衾を受け、満身創痍となりながらも、直政を銃撃。
負傷した直政を助けるために、井伊の家臣たちは退却。
瀕死の豊久は、井伊直政の首を追って降りしきる雨の中をさまよううちに、気がつけば無数の扉並ぶ白い回廊を歩いていた。
突き当たりの受付のカウンターに、役人風の男がいて、書類に何かを書き込むと同時に、豊久は扉の一つに吸い込まれ……
原作を何度も読み返すほど、お気に入りの場面だけど、アニメで見てもやっぱりこの冒頭シーンは面白い。
だけど島津豊久、原作よりもちょっぴりすっきりしたイケメンになっている気がする。
異世界に送られ、その場で行き倒れでいた豊久は、エルフの少年たちに発見され、織田信長と那須与一の暮らす廃城まで運ばれる。
室町時代を終了させた信長。
織田家も豊臣家も凋落した時代から来た豊久。
時代の大きな変わり目で血みどろの戦争をしてきた人々(故人)が異世界に集まって、何をするかといえば、やっぱりそこの社会をひっくり返して時代を変動させるような戦争しかないわけで、アニメの第二話以降も、豊久たちはずっと戦い続けることになるはずだ。
原作漫画の名場面やギャグシーンが、アニメでどう描かれているのか、見るのが楽しみだ。
第一話では、「羽をばむしり候え」の場面も、島津が九州の端っこにあったことを日本地図まで出して揶揄うシーンも健在だった。(超絶歴史音痴の私は島津藩の場所をこの漫画で知った…)
さて、続きを見よう。
土方歳三が出てくるところまで、今日中に見られるかな。