三つ子の魂百までというけれど…
うっかり物忘れする性分は、いくつになっても変わらないものらしい。😱
(_ _).。o○
昨日は朝から鬱々としていて、何もする気が起きなかったのだけど、こんなことじゃダメだと思い、ベッドの上で万葉集や古今和歌集をひっくり返して、次に鑑賞する歌を探すことにした。
最初のうちはどうにも気分がのらず、漫然とKindle版の和歌集を検索していたのだけど、古今和歌集のある一首が目にとまった瞬間、脳が覚醒した。
忘られむ時偲べとぞ浜千鳥ゆくへも知らぬ跡をとどむる
古今和歌集 巻第十八 雑下 996
一読して、ものを書くことに全身全霊で傾注している人の、心の底からの願いだと感じた。
「よみびとしらず」となっているけれど、仮名序の内容にも通じることから、古今和歌集の選者の総意として、この歌を選んだのではないかと思った。
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
よく知られている、「土佐日記」のこの書き出しは、紀貫之のネカマ宣言などではなく、この作品が、女性視点で書かれた日記という形式をとったものであることを示しているのだと解釈すべきだという(というようなことを、昨日亭主が昼食中に言っていた気がする)。
男性作家が女主人公の視点で日記風の物語を書くのは、現代では珍しいことではないけれど、紀貫之の時代にはそんな創作物は存在していない。
それほど革新的なことをする人が、どんな気持ちで古今和歌集の歌を選んでいたのだろうかと、あれやこれや調べつつ思い巡らし、過集中気味でブログ記事を長々と書いているうちに…
歯科の予約時間が過ぎ去っていた。😱
Kindleで歌集を開く前までは、確かに歯科受診のことを覚えていたし、「午後から歯医者、午後から歯医者…」と、呪いのようにつぶやいたりもしていたのに。
前回の予約もうっかり曜日を間違えてすっぽかし、電話で謝り倒したばかりだったから、気まずすぎて、昨日は電話できなかった。😭
そして一夜明けたら、受診をすっぽかしたバチが当たったのか、奥歯の歯茎が腫れ上がっていた。
諦めて歯科に電話することにして、iPhoneのカレンダーで予定を確認していたら…
歯科より先に、愛車の12ヶ月点検を完全忘却してすっぽかしていたことに気がついた。
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歯科と車屋さんに電話する気力がどうにも湧かない心境をAIさんにつぶやいて、イラスト化してもらったら、どす暗い森のほとりの血の池(?)を小舟で進んでいる絵になった。
たしかにこんな気分だった。
その後、なんとか気力をかき集めて、車の点検と歯科の予約を取り直した。
歯科は、運良く今日の予約が取れたので、平身低頭しつつ奥歯の歯茎が腫れていることを相談したら、丁寧に消毒してもらった。それとは別件で、奥歯が少し欠けていて歯肉がそこに被さっていると言われ、歯肉をガリガリと切り落とされた。有難くも痛かった。😭
次の予約日は来週。
絶対に忘れないように、居間と玄関にポスターを貼ろうと思う。