湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(7月3日)

こんにちは。

 

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7月2日。

 

体調不良が続いている。

 

 昨夜の晩ご飯はこんな感じだったけど、胃が痛くて食べられず、夜九時過ぎにやっと少しものが喉を通った。

 

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具合が悪くて何もできないので、Kindleでマンガ「ミステリという勿かれ」を一巻から最新刊まで読んでやりすごした。

 

 

何度読み返しても、すごい作品だと思う。

 

特に好きなのは、爆弾を仕掛けたあとに車に轢かれて記憶を失った爆弾魔と、主人公の整(ととのう)君が、三好達治の詩などについて語るシーンだ。

 

乳母車

 

母よ――淡くかなしきもののふるなり

 

紫陽花いろのもののふるなり

 

はてしなき並樹のかげをそうそうと風のふくなり

 

時はたそがれ

 

母よ  

 

私の乳母車を押せ

 

泣きぬれる夕陽にむかつて 轔々と私の乳母車を押せ

 

赤い総ある天鵞絨の帽子をつめたき額にかむらせよ

 

旅いそぐ鳥の列にも季節は空を渡るなり

 

淡くかなしきもののふる紫陽花いろのもののふる道

 

母よ  

 

私は知つてゐるこの道は遠く遠くはてしない道

 

 

 

(↑現在、Kindle Unlimitedで読み放題利用できます)

 

 

私ももともと好きな詩だけれども、「ミステリと言う勿れ」の作中の、複雑な背景を持った人物たちに暗唱されることで、奇妙なほどリアルな質感を持って情景が立ち上がってくるのだ。

 

そういえば、三好達治の伝記を知らない。

 

近代以降の詩人や歌人には、わりとろくでなしや困った人が多い気がするけど、乳母車を押す母親をこのような詩に綴る詩人には、どんな生い立ちの記憶があるのだろう。

 

「ミステリと言う勿れ」の主要人物たちは、主人公の整くんを含めて、深刻すぎる家庭の事情を抱えている。三好達治の詩を口にした爆弾魔も、母を失って心を病んでいた。

 

整くんの事情については、まだ詳しく明かされていないけれど、彼の母親は、自殺を装う形で、身内(夫と姑)に殺害されているらしい。

 

ドラマ版の菅田将暉の整くんを見たいと思ったのだけど、残念ながらAmazonプライムビデオのサービス内では見られず、別の有料サービスに加入しないとダメなようだった。映画版は500円。そのうち見よう。

 

 

 

(_ _).。o○

 

 

夜中になって、猛烈に空腹になったので、残り物などで補給。

 

微熱がある感じだったけど、熱を測ることを思いつかず、測っていなかった。

 

7月3日。

朝食を食べられなかった。

お昼は素麺。亭主作。

 

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食後に熱を測ってみたら、37.3度だった。

微熱。お腹の風邪でもひいたのかもしれない。