我が家は家族全員iPhone(息子はiPad)なので、Appleのストアでアプリや音楽などを購入すると、ファミリー共有できる場合がある。
Apple music(膨大な楽曲聞き放題のサービス)もその一つで、長女さんに加入してもらって、末っ子と私がぶら下がって使わせてもらっている。
脳の調子のいいときは、読書中にBGMが欲しくなる。
曲を自分で選ぶのはしんどいので(鬱を患ってから選べなくなった)、Apple musicにお任せで流してもらう。
あらかじめ登録してある大雑把な好みと、普段頻繁に聞く曲のジャンルを参照して、適当に選んでくれるらしいのだけど、それが不思議とその日の気分にしっくりくることが多かったりする。
2月中にApple Musicが選んで流してくれた曲の中で、気に入ったものをプレイリストにしてみた。
キタニ タツヤ 「SAD GIRL」
聞いたことがある気がするけど、知らないミュージシャンだった。気に入ったのでプレイリスト入り。
つぎにApple Musicが選んだのは、やけに懐かし曲だった。
ティン・パン・アレー「Caramel Rag」
CDも持っている。
いまはプレイヤーがないし、パソコンを立ち上げる元気もないので、なかなか聞けなくなってしまった。
どうでもいい話だけど、Apple musicで曲を検索するとき、表記がちょっとでも違っていると、表示してくれない。「ティンパンアレー」や「ティン・パン・アレイ」などと入力しても、「ティン・パン・アレー」の曲を出してくれないのだ。
そういう融通の効かないところがある代わりに、聞きたい曲を察して出してくれる鋭敏さもあったりするのが、Apple musicである。
次の曲は矢野顕子だった。
矢野顕子「ほうろう」
学生のころ、毎日のように聴いていたアルバムに入っていた。
昔の記憶はどんどん忘れて薄れているのに、音楽に結びついた記憶は容易に蘇ってくるのが不思議だ。
履いていた靴とか。
よく食べていた学食のランチとか。
本をぎゅうぎゅうに詰め込んだ布バッグの重さとか。
次にかかったのは、全く知らない曲だった。
「YOU MAY DREAM」
なんとなく気に入ったので、プレイリストに追加。
次は、ジャミロクワイ。
「SCAM」
ぎっくり腰で来日公演が延期になったのは、もうだいぶ前だったか。回復されただろうか。
バーチャルインダストリーのプロモーションビデオで、だいぶ腰にきそうな振り付けの動きをしていたので、さもありなんと思ったものだ。
中高年にジョジョ立ちはキツいよね、なんて思ってたら、ジョジョがかかった。
「杜王町Radio」
ニコニコ大百科に、「杜王町Radio」の説明があったので引用。
杜王町RADIO 4 GREATとは、あなたの隣人 カイ原田がお届けする(大嘘)、2016年4月から配信されている『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』のWEBラジオである。
カイ原田……
原田甲斐にちなんでるのだろうか。「樅の木は残った」の主人公の。仙台つながりってことで。
原田甲斐のつかみどころのない不思議な性格にイラつきつつも、運命に殉じたラストには心が痛んだ。ジョジョに出てきそうなキャラではなかったと思う。
そしてまたずいぶん懐かしい曲が。
「今夜はブギー・バッグ」初音ミクバージョン
オリジナルがヒットしたのって、30年ほど前じゃなかろうか。初音ミクが歌うと、なんだかラノベに合いそうな気がしてくる。
太宰治の映画で使われていた曲。一時期よく聞いていたから、選んでくれたのだろう。
シャカタク「DOWN ON THE STREET」
聴いていると、頭が20代に戻ってしまいそうになる。昔は頭がほんとに馬鹿だったから、戻ったら大変困る。いまもそんなに変わってないと気付いたりするから、余計困る。
そういう意味で、若い頃に聞いていた懐かしい曲は恐ろしい。でも楽しい。
マイケル・ジャクソン「Stranger In Moscow」
暗い曲だけど、結構好きでよく聞いていた。
ワールドツアーでモスクワに滞在中に作った曲だとか。モスクワで何があったんだろう。
2月のプレイリストには、まだ他にも曲が入っているけど、日記にiTunes やAmazonの曲情報を貼り付けすぎたせいか、ページが重くなってしまった。このまでにしておこう。
プレイリストのサムネイルは、自分で描いた絵を使うことにしている。
新型コロナに感染してから全く描けなくなっていたけど、音楽に助けられながら、ほとんど四ヶ月ぶりでラクガキをした。