おはようございます。
睡眠障害改善のため、ほぼ毎晩、末っ子に本を音読してもらっている。
音読料金は、一回100円。
音読に限らず、お手伝いを一回やってもらうたびに、100円分のチケットで支払い、チケットがある程度溜まったところで換金となるシステムである。
で、昨夜は、江戸川乱歩の「人間椅子」を途中まで読んでもらった。
「今日はこれ読んで」
と言ってkindleを渡すと、末っ子が、いやーな顔をした。
小学校のときに、学校の図書館の本で読んだことがあるのだそうだ。
何考えてるんだろう、小学校。(´・ω・`)
まあ私も、「人間椅子」に触れたのは、小学生の時だった。ラジオの朗読番組で聞いて、江戸川乱歩の名前と薄気味悪い作風を記憶に刻んだ。テキストとして読んだのは、大人になってからだったけど。
内容を知っているものを、ただ音読させられてもつまらないだろうと思ったので、BGMもつけてみた。
まず、美しい閨秀作家である夫人が書斎で奇怪な書簡を開封するくだりは、浜崎あゆみの「BLILLA TE」の、怪しいイントロ。
醜い椅子職人が自らの不幸な境遇についてくどくど綴る部分は、KIKOAのこの曲。
歌詞の意味はさっぱりわからないけど、思い詰めてる感じがしっくりくるかなと。
そして、いよいよ「椅子」の改造について明かされるくだりは、これ。
水曜日のカンパネラは、一体どこに向かっているのだろうかと思うくらい、変態の陶酔にぴったりな曲だった。
続きは今夜読んでもらう予定だけど、気が変わったら別の作品になるかも。