こんにちは。
昨夜も末っ子と「負けて、勝つ 吉田茂」の続きを見た。(NHKオンデマンド・Amazonプライム・ビデオ)
ややこしい戦後の昭和史が、どんどん頭に入ってくる。
末っ子はこのドラマのおかげで、終戦後の歴代内閣総理大臣を順に覚えたようだ。
幣原 喜重郎(しではらきじゅうろう)
吉田茂(第一次吉田内閣)
吉田茂(第二次〜第五次吉田内閣)
ドラマで描かれる生々しい人物像が、記憶をがっちり支えてくれる。ドラマなしでこれを丸暗記するのは無理だし、無意味だと思う。
ドラマを見ていて、中学時代の社会の授業を思い出した。
中3のときの社会科の先生が、いわゆる団塊の世代に該当する方だったのだけど、学生時代に左翼運動にそれなりに共感されていたらしく、授業中に社会主義国家をさりげなく礼賛する話がわりと頻繁に差し込まれ、嬉しそうに中国やソ連の話をし、日米安全保障条約を結んだ吉田茂については、黒板に奇怪な似顔絵を小汚く描いて見せるなどしてイメージダウンに余念がないなど、だいぶ偏った教え方をされていた。軍国主義的無い文化を憎悪するあまり、漫画「のらくろ」の落書きをしている生徒を見つけようものなら、学級会の時間を潰して、ほぼ人格攻撃でしかないような説教を食らわすなど、いささか過剰な言動も少なくなかった。
あのころは、わりとそんな感じの先生がちらほらと居たように思うけれども、その方々は、いまの世界情勢をどのようにご覧になっていることかと思う。
話がそれたけれども、昨夜見た第二回目では、GHQが憲法の原案を作成し、広田弘毅が戦犯で逮捕されて妻が服毒自殺し、鳩山一郎が公職追放を食らったあと、吉田茂(渡辺謙)が松野鶴平に寝技をかけられ、ものすごく嫌そうな顔で総理大臣になっていた。
占領下の日本をうまく治めて大統領選に出馬しようとしているマッカーサーは、日本滞在を不満に思う妻子に帰国後の明るい未来を語ってなだめようとしているけれども、妻の表情は明るくならない。
今夜も続きを見る予定。