こんにちは。
今日(投稿する前に日付が変わったので昨日)も雨降りだった。
気温が低いせいか、ベランダ窓がびっしりと結露していた。カビが生えたらたまらないので、せっせと拭いた。
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末っ子(高3)の、高校最後の中間試験が近いらしい。
日本史の範囲が昭和の戦後史までだそうで、終戦後のGHQによる政策やら法律改正やら、覚えることが多くて四苦八苦しているというので、昭和史を扱った映像作品を見ようと誘ったら、乗って来た。
私としては、前から見たいと思ってたけど一人では絶対に見たくない映画「日本のいちばん長い日」を一緒に見たかったのだけど、前に伊藤野枝のドラマ「風の、あらしよ」や2.26事件のドキュメンタリーでメンタルをわりと削られていた末っ子に、
「夜中に8月15日はやめてくれ」
と抗議されたので、もうちょっと後の話を探したところ、「負けて、勝つ 吉田茂」というドラマが、NHKオンデマンドで全編視聴可能だったので、第一回目を見ることにした。
冒頭、吉田茂(渡辺謙)が独房でノミシラミ南京虫にやられて尻を掻きむしりながら怒声を上げているシーンから始まる。戦争をやめさせようと画策していることがバレて、収監されていたのだという。知らなかった。
終戦後は偏屈を拗らせた感じで隠居していたのに、どうしてもと願われて東久邇宮内閣の外務大臣に就任し、マッカーサーの相手をすることに。
東久邇宮内閣があっという間に立ち行かなくなり、幣原(しではら)内閣に変わっても、吉田茂が外務大臣に留任。
天皇に戦争責任を取らせるべきだとするアメリカ側の国民感情を背負って来ているマッカーサー相手に、日本の天皇はそういう性質の存在ではないことを、何とか飲み込ませようとする吉田茂。
マッカーサーは、日本のトップに責任を取るべき人間がいないことに苛立ち、日本は恐ろしいという。
こういう流れで、天皇の人間宣言や、象徴としての天皇という考え方が出てきたのかなあと思いつつ見ていた。
吉田茂の子孫などもちらほら顔を出していて興味深かった。
息子、吉田健一は、復員後にシェークスピアの研究をすると言っていたけれど、父親とはいろいろあって疎遠なようだ。
孫世代は二人登場。
応接間の椅子の上でびよーんびよーん跳ねまくって叱られていた、麻生太郎。
続きはまた明日。