11月29日(日) お昼
ひさびさの豚肉。
とても薄味に感じた。肉の味は……かすかに分かったような気がする。
卵豆腐は、なかなか良かった。
パイナップル美味!
計測。
体温 36.9度
血圧 126-67
脈 98
酸素飽和度 98
種食べる前に熱が37度を超えていたけど、食べたら少し下がった感じ。
熱が上がると、喉が乾いてだるくなる。
37.4度くらいまでは、だるさと喉の渇き程度だけど、37.5度を超えると気持ち悪さが加わり、38度台にになると、ほんのちょっと歩くのも億劫になる。読書の気力は失せて、漫画すら読めなくなる。ゲームもしんどい。何も楽しくなくなる。
熱が36度台に下がると、喉の乾きは収まり、なぜか汗をかきはじめる。鼻水も出始める。読み書きは大変楽しくなる。
11月28日(土) 午後3時半
ツイッターを眺めていたら、「#竹中平蔵をつまみ出せ」というタグがトレンドになっていた。
いろいろ理由があるようだけど、コロナ関連でも余計なことをおっしゃったらしい。
「重症患者430人ごときで日本の医療が崩壊するなんておかしい。余ってる病院フル活用すれば十分扱える」
知らずに物を言うのは怖いことだと思う。
自分がコロナで入院してみて、この「430人ごとき」「扱える」がどんだけダメな発言であるか、分かりすぎて胸が痛むほどである。(咳がまた増えて来たので実際少し痛い)。
コロナ患者の病室は、バリケードで他の病室と隔絶されていて、エレベーターも使えないようなので、スタッフの方々もさぞかし行き来が不自由なことだろう。部屋の清掃やゴミ捨てなども、看護師さんがやっている。
病院のスタッフは、絶対に感染しないように完全防備で細心の注意を払いながら、治療と安静のために最善を尽くしてくださっている。
入院直後からずっと細やかに見てもらっていると感じているし、説明も十分尽くされている。つまり何も不満がない。
主治医は私の病状の変化にすぐに対応してくれるし、看護師さんたちも、電話やナースコールで困りごとに対処してくれる。というか、こちらが相談する前に、いろいろ気づいて前倒しで動いてくれる。
集中治療室に入ったコロナ患者さんのケアは、どれほど大変なことかと思う。
口が裂けても「430人ごとき」「扱える」などと言うべきではない。
とはいうものの、こんなこと書いても楽しくないし、竹中平蔵さんの考え方や意見などをいくつか探して読んでいたら、なんだか具合悪くなってきた。やめよう。元気出ること考えて、いい感じの脳汁出して、さっさと退院しよう。病院の方々のためにも。
どうでもいいけど、
「脳汁」の英訳って、「Brain juice」でいいのか?
なんか、違わないか?
11月29日(日) 午後4時半ごろ
主治医からお話。デカドロン (副腎皮質ホルモン)で強引に炎症を抑えて時間を稼ぎ、その間に治すという作戦とのこと。
看護師さんから連絡。明日またPCR検査をするとのこと。D病院の外来で受けたのを入れると、3回目になる。
奇跡が起きて陰性になってたり……しないかな。(´・ω・`)
11月29日(日) 午後4時50分ごろ
体温 37.3度。
平熱の時間が短かった。
途端にだるさ復活。
11月29日(日) 午後7時ごろ
晩ごはん。
煮魚と、高野豆腐の煮物。
そして、
スイートポテト!!
食べるのがもったいない。
でも、食べる!
鈍っている味覚をフル稼働して、ほのかな甘味を味わった。(〃ω〃)
計測
体温 36.5度。
血圧 141-80
脈 98
酸素飽和度 98
平熱。
汗が滲んできて、鼻水復活。
薬の種類が増えて、飲み忘れしそうなので、記録書くことにする。
夜の薬
全部飲んだ。(´・ω・`)
11月29日(日) 午後9時ぐらい
ひさびさの、ふにゃもらけ画像。
熱の高い間はしんどくてあまりできなかった。
デカドロンのおかげでラクになったので、クリスマスイベントを少しやっている。
「ハリーポッター 謎のプリンス」を、3分の1ほど読んだ。
ハリー・ポッターと謎のプリンス - Harry Potter and the Half-Blood Prince ハリー・ポッタ (Harry Potter)
- 作者:Rowling, J.K.
- 発売日: 2015/12/08
- メディア: Kindle版
冒頭から、主役の3人の欠点ばかりが目立つストーリーだった。
ハリーは意固地で猜疑心が強く、ピリピリした感じの青年になってしまっていた。前作で大切な人に死なれ、失恋までした上に、執拗に命を狙われているのだから、おおらかになりようもないだろうけど、友人にするにはしんどいタイプではある。
ロンはというと、自信を見失うようなことがあるたびに、自制心を失って周囲に当たり散らす、イヤな上級生になっている。ハーマイオニーに嫉妬して、別の女の子との仲を見せつけてみたりと、あまりいいところがない。ハリーにも気苦労をかけまくっている。
ハーマイオニーのほうも、杓子定規で頭の固い優等生ぶりに拍車がかかっていて、だいぶ感じが悪い。友人たちを思いやる気持ちはあるのに、相手の気持ちに配慮するより正義感や道徳観を優先する上に、素直じゃないので、話がどんどんこじれていく。ロンと両想いなのに、お互いに強い不信感が育ってしまい、板挟みになったハリーが四苦八苦している。
友人関係が難しくなっているのに、ハリーは宿敵との命がけの対決に備えなくてはならない。守られない状態でありながら、自分の命だけでなく社会の平和をも守るために無理やり成長しなくてはならないのが切ない。
この世界、というか、ハリーの周囲にはまともな大人があまりにも少ない気がする。選民意識に凝り固まった差別主義者とか、依怙贔屓が好きな教師とか。
信頼できる数少ない大人であるダンブルドア校長は不在がちで、ハリーを完全には守ってくれないし、秘密にされていることも多い。
こんなにしんどいお話だったか。
昔読んだ時には、映像がいっぱい思い浮かんでワクワクしたし、結構笑った記憶もあるのに。具合が良くないから、脳内イメージ変換が劣化してるのか。
まあゆっくり読もう。
退院までに読み終わるかな。