12月3日(木) 午前零時すぎ
「ハリーポッター 死の秘宝」を、結局読了。
ハリー・ポッターと謎のプリンス - Harry Potter and the Half-Blood Prince ハリー・ポッタ (Harry Potter)
- 作者:Rowling, J.K.
- 発売日: 2015/12/08
- メディア: Kindle版
「謎のプリンス」からの陰鬱さを引きずりつつも、猛烈にストーリーが動きだしたために、残虐さや痛ましいエピソードに気持ちが拘泥せずに、一気に最後まで読めてしまった。
ラストで解き明かされる膨大な謎。
とくに、ダンブルドアの抱えていた深すぎる悔恨の闇と、スネイプの頑なで切なすぎる純愛が、全巻に渡るハリーの、失うものばかりの長い孤独な道のりを全て包括して、何一つ欠けることのない壮大な世界にまとめあげた感じが、ほんとに凄かった。
物語って、こういうものだよなと。
好みのエピソードは、ほんとうにたくさんあった。
しもべ妖精たちとの心の絆ができたこと。
ロンの母であるモリーの、最凶な戦闘力。
意外とダメな人だった、ダンブルドアの述懐。
英雄に成長したネビルたち。
絵の中の校長ズのスタンディングオベーション。
死んだ大切なひとたちが、誰かのの中で生きて暮らしていること。
ちょっと禿げて、パパになったマルフォイ。
いい読書だったので、よく眠れた。
12月3日(木) 午前6時
ナースコールで起床。
身体が重くて、なかなか起き上がれずに難儀した。冷えたらしい。
なんとか座って、計測。
体温 34.五度
血圧 121-80
脈 85
酸素飽和度 95
体温がおかしいので、1時間待って測り直したら、35.5度まで上がった。
咳は、喋らなければ出ない。
のど鼻頭などの痛みもない。関節、筋肉痛もなし。
すこしふらつく。
疲れを感じるので、トイレに立つのが、だいぶ億劫だ。まだまだ体力は空っぽに近い。
その後看護師さんが来た。
一応、明日退院の計画とのこと。そのために、今日から鼻酸素を抜いて様子をみるという。
ナースセンターで成就観察している酸素飽和度が、94しかないので、今日は慎重に計っていくと言われた。
妙に疲れるのは、酸素のせいか。
1時間おきくらいに、看護師さんが部屋で酸素飽和度チェックをしてくれている。
12月3日(木) 午後零時すぎ
お昼ご飯。
ポトフっぽい煮物が、おいしかった。鶏肉とソーセージ入り。
キウイ最高!
卵焼きもよかった。
自宅療養組である、亭主と息子も、症状がないので、明日から一応外出解禁の予定のようだけど、今日保健所経由で医師の方から判断が出るとのこと。
退院は、ちょっと大変だけど、タクシー呼んで一人で帰ればいいかな。近いし。
計測。
体温 37.0度
血圧 121-84
脈 85
酸素飽和度 97
家に帰れたら、とにかくゆっくりすごそう。
行動も気持ちも、焦らずに、バタバタせずに。
何かしなくちゃいけないと、焦燥にかられることのないように。
目の前の小さな時間を大事にして、楽しもう。
ちゃんと体力が回復までは、それを忘れないようにする。
日記だけは、たくさん書こう。
生きてる証だから。