湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ陽性日記(入院11日目)

 

12月3日(木) 午前零時すぎ

 

ハリーポッター 死の秘宝」を、結局読了。

 

 

 

「謎のプリンス」からの陰鬱さを引きずりつつも、猛烈にストーリーが動きだしたために、残虐さや痛ましいエピソードに気持ちが拘泥せずに、一気に最後まで読めてしまった。

 

ラストで解き明かされる膨大な謎。

 

とくに、ダンブルドアの抱えていた深すぎる悔恨の闇と、スネイプの頑なで切なすぎる純愛が、全巻に渡るハリーの、失うものばかりの長い孤独な道のりを全て包括して、何一つ欠けることのない壮大な世界にまとめあげた感じが、ほんとに凄かった。

 

物語って、こういうものだよなと。

 

好みのエピソードは、ほんとうにたくさんあった。

しもべ妖精たちとの心の絆ができたこと。

ロンの母であるモリーの、最凶な戦闘力。

意外とダメな人だった、ダンブルドアの述懐。

英雄に成長したネビルたち。

絵の中の校長ズのスタンディングオベーション

死んだ大切なひとたちが、誰かのの中で生きて暮らしていること。

 

ちょっと禿げて、パパになったマルフォイ。

 

 

いい読書だったので、よく眠れた。

 

 

12月3日(木)  午前6時

 

ナースコールで起床。

身体が重くて、なかなか起き上がれずに難儀した。冷えたらしい。

 

なんとか座って、計測。

 

体温  34.五度

血圧 121-80

脈 85

酸素飽和度  95

 

体温がおかしいので、1時間待って測り直したら、35.5度まで上がった。

 

咳は、喋らなければ出ない。

のど鼻頭などの痛みもない。関節、筋肉痛もなし。

 

すこしふらつく。

疲れを感じるので、トイレに立つのが、だいぶ億劫だ。まだまだ体力は空っぽに近い。

 

その後看護師さんが来た。

一応、明日退院の計画とのこと。そのために、今日から鼻酸素を抜いて様子をみるという。

 

ナースセンターで成就観察している酸素飽和度が、94しかないので、今日は慎重に計っていくと言われた。

 

妙に疲れるのは、酸素のせいか。

 

1時間おきくらいに、看護師さんが部屋で酸素飽和度チェックをしてくれている。

 

 

12月3日(木)  午後零時すぎ

 

お昼ご飯。

 

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ポトフっぽい煮物が、おいしかった。鶏肉とソーセージ入り。

 

キウイ最高!

 

卵焼きもよかった。

 

 

自宅療養組である、亭主と息子も、症状がないので、明日から一応外出解禁の予定のようだけど、今日保健所経由で医師の方から判断が出るとのこと。

 

退院は、ちょっと大変だけど、タクシー呼んで一人で帰ればいいかな。近いし。

 

計測。

 

体温  37.0度

血圧 121-84

脈 85

酸素飽和度 97

 

家に帰れたら、とにかくゆっくりすごそう。

 

行動も気持ちも、焦らずに、バタバタせずに。

何かしなくちゃいけないと、焦燥にかられることのないように。

 

目の前の小さな時間を大事にして、楽しもう。

 

ちゃんと体力が回復までは、それを忘れないようにする。

 

日記だけは、たくさん書こう。

生きてる証だから。

 

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