湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ陽性日記(入院9日目)

 

12月1日(火)  午前6時過ぎ

 

ナースコールで目が覚めた。

6時のコールは全体放送的なもので、患者さんはベッドにいてください、というもの。体温などの計測があるからだ。

 

コロナ入院組は、計測は自分で記録してメモを取り、あとでナースコールやFaceTime で看護師さんに報告することになっている。

 

すぐに起き上がれずに、ぼーっとしていたら、またナースコールがあって、今度は個別連絡だった。

 

「CTとレントゲンがあるので、7時ごろに技師さんが迎えに行きますからー」

 

iPhoneの時計を見たら、もう7時5分前だった。

あわてて起き上がって支度した。

 

技師さんがすぐに来て、車椅子に乗せてレントゲン室とCT室まで運んでくれた。

 

 

部屋に戻って、計測。

 

体温  36.6度

血圧 143-76

脈 71

酸素飽和度  95

 

今朝は、酸素飽和度がなかなか上がらなくて、焦った。鼻酸素入れて、しずかに深呼吸していて、この数字。

 

その後しばらくして測り直したら、97まで上がったので、一安心。

 

 

 

12月1日(火)  午前7時半過ぎ

 

 

朝食。

 

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ロールキャベツに淡い味覚を感じた。お湯の味じゃなくて、たしかに旨味がある。

中は鶏ひき肉で、ほんのりコンソメ風味、だったと思う。

 

煮豆は最高。甘味の感覚が戻っている。

 

ごはんのふりかけは、まだ硝煙味の砂利だった。(´・ω・`)

 

負けずに完食。

 

 

お薬。看護師さんが準備してくれたので、間違えずに飲めた。

 

●入院してから処方された薬

 

デカドロン 
ランソプラゾールOD錠
カロナール
フェキソフェナジン
カルボシスティン
デキストロメタルファン

 

●入院前から服用してる薬


ロドリガ
コンサータ
チラージン
ポリフル
トリメブチン

 

入院初日に処方された薬は、そろそろ終わる。

咳は喋ると少し出るけど、今朝は痰はほとんどない。

 

熱が下がるとやたらと出ていた鼻水やくしゃみも消えた。アレルギーのお薬のおかげかもしれない。

 

頭痛や筋肉痛もない。動くと多少だるいかな、という程度。

 

床に落ちたゴミも拾えなかったころと比べたら、ほんとに元気になった。

 

 

採血があった。

血管がどこもかしこも細いので、毎度看護師さんに苦労をかける。なかなか取れないと、看護師さんが「痛いでしょう(;_;)」と申し訳なさそうになるので、逆に申し訳なくなってしまう。

 

 

 

 

12月1日(火)  午前9時ごろ

 

お医者さんが来て、見通しを話してくれた。

 

金曜日にもう一度検査をして、それで大丈夫なら退院を考えるとのこと。

 

今朝撮ったCTとレントゲンの結果が、良かったのだろう。

 

ステロイドで、なんとか逃げ切れたか。(´∀`*)

 

怖いのは、肺炎と免疫暴走だった。

 

私は呼吸まわりが弱いし、無呼吸症候側だし、高血圧の脂肪肝だし、自己免疫疾患も持っている。ほんとにハイリスクな患者だった。

 

入院のタイミングが、あと1日ほど遅かったら、だいぶ危なかったのではないかと思う。

 

思えば、絶妙な巡り合わせではあった。

 

検査する時点では、濃厚接触していないという立場だったから、保健所の無料の検査は受けられず、病院でも何件も断られた。

 

それでも、息子がお世話になっている福祉事業所の関係者で、私と同じような立ち位置の人の中に陽性者がでたということで(濃厚接触者に接触しただけの家族に接触した人……何度書いても分かりにくい)、保健所が検査を推奨してくれ、発熱していても受けてくれる病院が、なんとか見つかって、親身に対応してもらえた。

 

検査から判定まで2日かかったけど、陽性とわかってからの保健所の対応は、ほんとうに早かった。即日入院先を確保して、車で迎えに来てくれた。残りの家族全員分のPCR検査キットもその日のうちに配布、回収された。

 

結果、息子と亭主が陽性と分かり、症状が軽いので、陰性の娘たちと棲み分けての自宅療養となった。亭主と息子の10日分の食料も運ばれてきた。

 

陽性者と濃厚接触者だらけの家族では、買い物に出るのが難しいけれど、普段の食材は、生協の宅配にだいぶお世話になっていて、買い置きもあるので、なんとかなったと思う。

 

息子の介護施設は、やはり一時運営停止となったようで、スタッフ全員のPCR検査と全館の消毒をしたという。運営の再開はまもなくとのこと。息子も明後日から自宅療養解除になるようだけど、介護施設通所は、私の退院後まで遠慮すべきと思い、亭主にもそう話してある。

 

亭主も一応症状は出たようだけど、発熱などはなく、食事の味がだいぶ消えたのと、喉の渇きくらいで済んだようだ。一番悪いときには、喉が渇いて早朝目が覚めてしまうほどだと言っていた。

 

息子のほうは、症状を言葉で深刻できないので、どんな具合かはっきりとはわからない。けれども陽性判定が出てからは、ほとんど熱もなく、食事も普通に摂って、元気にしていたという。ありがたいことだ。

 

 

長女さんは、昨日、かかりつけのクリニックの診察日だったけど、濃厚接触者となったことを病院に相談したところ、来院せずに電話で主治医とお話しし、処方薬は調剤薬局から料金代引きで宅配されることになったという。よい手段だと思う。地域の病院は、感染から守らなくてはならないから。

 

さて、金曜日までに、COVID-19を自分の中から駆逐せねば。

 

12月1日(火)  お昼過ぎ

 

ごはん。

 

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ごはん、ほっけ、大根おろし、根菜とひき肉の炒め物、そして冷凍みかん!

 

みかん最高だった(;_;)。

 

そして、ほっけは、ちゃんとほっけの味がした。

お醤油の味も、硝煙系ではなくなった気がする。普通に醤油かというと微妙だけども、科学的な異物と感じなかったのは、旨味がわかったからかもしれない。

 

 

計測。

 

体温  37.1度

血圧 138-72

脈  85

酸素飽和度  97

 

少しまた熱が上がってきたか。

やすもう。