こんにちは。
タイトルに特に意味はありません。
毎度考えるのが果てしなく面倒なので、当分前衛(?)俳句でごまかします。
お手伝い券
上の写真は、末っ子用のお手伝い券である。
手伝い依頼するときに、末っ子にこれを渡す。
券が末っ子の手元に溜まってきたら、一枚百円で私が買い取り、再利用する。
以前、長女さんにも作ってもらったのだけど、末っ子の手伝いの頻度と業種が増えて、足りなくなってきたので、私が追加で作成した。
三月に、韓国のアイドルグループのライブが近隣であるとかで、末っ子がそのチケット入手のために、家事で荒稼ぎさせてほしいと申し出てきた。
我が家では、末っ子の家事労働の対価は、一件につき百円と決まっている。台所の洗い物など、一回やるだけで百円になる。その話を、息子の介護施設の面談のときに、息子担当の介護職員さんに話したら、
「洗い物で一回百円って、美味しすぎませんか。俺もやりたい」
と羨ましそうに言われたけど、五人家族の我が家の洗い物は量がかなり多いから、実際にやってみたら、たぶん百円では二度とやりたくなくなるだろうと思う。
その大変な洗い物を、末っ子はテキパキとやってくれる。体調のよくない私は大助かりである。
末っ子は一日に500円ほど稼げば、ライブチケットは十分買えるし、物販でもいろいろ買えることだろう。
読書
六つ花えいこ「どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です」を、「小説家になろう」のサイトで、公開されている分全部を読んだ。
引きこもりでコミュ障で、片付けられない魔女が、長年の片思いの相手だった騎士に惚れ薬を依頼され、失恋決定を確信して絶望するところから始まる物語は、壮大な紆余曲折を経て、二人の婚約にたどり着く。未完。
この作品、ストーリーも面白いけど、それ以上に文章が気に入っている。
貴族階級や魔法の存在するファンタジーは、その世界観を伝える情景描写や、会話のやりとりなどがイマイチだと、興ざめしてしまって物語を楽しめなくなるのだけど(それでも私は最後まで読むけれども)、この作品は文章で躓くことがない。重厚なレトリックが駆使されているわけではないし、ラノベらしい簡素な文体だと思うのに、印象深い情景がきっちり記憶に残る。だから読後、読んだ記憶がちゃんと残る。
多くのラノベの作者様がたには、本当に申し訳ないのだけど、文章が印象に残らない作品は、どんなにストーリーが面白く感じられても、半年もすると、その作品を読んだことすら忘れてしまう。「どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です」の読了記憶は、たぶん半年後も残っていると思う。