「京のおばんざい 12か月」京都新聞社 1995年 1400円
料理本を眺めるのが好きで、目についたものをぽつぽつと買っていたら、いつの
まにか、いつのまにかコレクションが本棚の場所を大きく取るようになっていた。
亭主が関西の人だから、そちらのほうの料理を集めたものも集めてある。東北人
の私が知らない料理用語などもあって、面白い。
たとえば、「たいたん」。最初聞いたときは、土星の衛星かと思った。
「おばんざい」というのも、なんだか「ぜんざい」と「ばんざい」が合体してる
みたいで、耳慣れるのに時間がかかった。
上の「京のおばんざい」という本は、「おばんざい新撰組」というすごい名前の
市民団体が編集した本だそうである。本屋に平積みになってたのを立ち読みしてた
ら、いかにも亭主が食べたそうなメニューが並んでたので、買って帰って亭主
に渡し、食べたい料理のページに付箋を貼らせた。以下、亭主が選んだ「おばん
ざい」(抄)。
・鯛かぶら
・壬生菜とベーコンのサッと炒め
・菜の花と油揚げのごまあえ
・うどと山菜のサラダ
・たこの桜煮
・あさり汁
・祇園祭にちなんだはもづくし
・小あじと夏野菜の南蛮漬け
・冬瓜のくずひき
東北的料理の対極をなすようなのばかり選んでいる。
そのうち作ってやろうと思う。
今夜はあさり汁だった。
(1996年3月23日)
※過去日記を転載しています。