湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(6月1日)

こんにちは。

 

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(6月1日の日記)

 

仙台、二日目。

 

Yahooトラベルで予約したホテルはとても快適なのに、午前2時になっても寝付けなかった。

 

目をつむって休んでいるだけでもいいと思って、そうしていたら、いつのまにか浅く寝入っていたようだけれど、結局5時前には目が覚めてしまった。

 

二度寝もできそうになかったし、結構すっきりもしていたから、そのまま起き上がって、買ってあった牛乳を飲み、熊出没情報などをチェックしつつ、モーニングの始まる時間を待った。

 

実家近くでは、体長1.5メートルもある熊が出たという。後で熊マップで調べたら、時折買い物に出ていたドラッグストアから、徒歩5分ほどのところだったようだ。

 

目撃されたのは深夜だったそうだ。

 

近くには大きな沼や川もあるし、その周囲には見通しのきかない緑地も広がっているから、昼間はそういうところに潜んでいるのかもしれない。

 

実家に滞在する時には、夜に徒歩で出歩かないことはもちろん、昼間でも、うかつに緑地や水場のある方面には近づかないほうがよさそうだ。

 

熊は手のひらの構造上、パーしか出せないから、人間がチョキを出せば勝てるのだと、何かの記事で読んだのだけど、たとえジャンケンでも熊に勝てる気がしない。私のことだから、冷静にチョキなど出せず、うっかり拳を握りしめて、熊のパーに敗北する未来しか見えない。だからなんだと言われると困るけど。🐻

 

(_ _).。o○

 

ホテルのモーニングは6時からと聞いたけど、食欲が全くない。それでも朝食抜きはまずいと思い、7時過ぎに食堂のある階に降りてみた。

 

食堂は混雑していて、バイキング形式で並べられたお料理の前に、長い列ができていた。

 

これでもかというほど料理を積み上げている人も多かったけど、私は食べ切れる量だけトレーに乗せた。

 

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美味しそうなデザートや、肉料理などもたくさんあって、気持ちの上では取りたかったけど、それはまたの機会にするとこにした。😭

 

食事を終えて部屋に戻ると、チェックアウトを予定していた時刻に近づいていた。

 

母の手術は午前9時半からで、私はその30分前に、術前の母に会う予定だった。

 

着替えをして荷物をまとめ、忘れものがないか、部屋全体を三度確認したら、三度目に、畳んであった布団の下からTシャツが出てきたので、さらにもう一度確認してから部屋を出た。😱

 

タクシーで病院に行き、午前9時前に母の病室に到着。

 

母は元気そうだったけれど、昨夜から絶食で、水分も早朝で止められていたようだった。

 

あれこれと話をしていると、あっという間に手術室に向かう時間になってしまった。看護師さんたちが母の支度を始めたので、母に声をかけてから、邪魔にならないように病室を出た。

 

病棟内の休憩所のようなところで待機していると、ソーシャルワーカーさんが来て、母が入所するかもしれない老健についての説明をしてくれた。

 

現状のように、母が高度な医療を必要とする状況では、病院から老健に移ることはできないけれども、実際問題として、退院後の入居先が定まっていなければ、退院の見通しを立てる段階に来ても、話が何も進まなくなってしまうので、とにかく申し込みだけはしておいてほしいのだという。

 

ここは救急対応に重きを置く急性期病院だから、病状が安定すれば、すぐに転院になる。三月に救急車で運び込まれた母も、13日でリハビリ病院に移された。たぶん今回も2週間ほどで退院すると見込まれているのだろうから、その前に老健入居が決まっていることが望ましい、ということなのだろう。

 

で、申し込みをするにあたって、家族の現地見学は絶対に必要なので、できれば本日中にでも、その老健に出向いて、できればその場で申込書を書いて提出してしまってほしい、とも言われた。

 

ずいぶん目まぐるしい展開だとは思ったけれども、母の手術は午前中には終わるはずなので、術後の母の顔を見てから、紹介された老健に行くことにした。

 

(_ _).。o○

 

母の手術は、予定されていた二時間よりも、少し長くかかったけれど、無事に済んだようだった。

 

主治医によると、化膿している部位のあたりを8cmほど切って、よく洗浄し、悪くなってしまった組織を、すっかり除去したとのこと。また、貧血が重くなっていたので、輸血も行ったという。母の点滴台には、まだたくさん中身のある血液のパックがぶら下がっていた。

 

主治医のお話が終わったあと、老健のアポの時間まで、少し余裕があったので、母と会話することができた。

 

全身麻酔での手術だったためか、母は手術が始まったことも終わったことも、わかっていない様子で、

 

「え? 手術したの? 今日? いま?」

 

と、何度も言っていた。

そして、足に強い痛みがあると言って、かなり辛そうにしているので、近くにいた看護師さんに相談すると、医師に痛み止めを処方してもらうと言ってくれたのだけれど、その処方が、なぜかすぐには出ないらしく、当面は冷やしたり、姿勢を変えたりすることで対処しましょうね、と言われた。

 

痛み止めが処方されて効いてくるところまで、母に付き添いたかったのだけど、老健に行く時間が来てしまったので、仕方なく病室を辞した。

 

(_ _).。o○

 

ソーシャルワーカーさんに紹介された老健は、大きな病院と同じ建物の中にあるという。

 

タクシーで病院に向かう途中、いつものように熊情報などを教えてもらった。仙台の熊が「アーバンベア」になりつつある理由の一つに、年配の熊から、「こっちは熊の領域ではないよ」という示唆を受ける機会が少なくなっているから、という説があるのだとか。

 

わりと単独行動を好みそうな熊の世界に、そういう社会的なコミュニケーションが成立しているというのは、ちょっと意外だけれども、孤高な性質であるだけに、縄張り感覚も強いのだろうから、匂い付けなどで、「こっちに行くな」「あっちに入るな」というサインを出し合うことはあるだろうし、以前はそれが若い世代の熊たちのアーバン化を防いでいたという面もあるのかもしれない。

 

人間界ではデジタルネイティブといわれるZ世代が登場しているけれど、熊界でも、旧世代とは通じ合いにくいU世代(アーバン世代)が台頭しているのかもしれない。

 

熊談義のあと、仙台市の郷土史や、ここ最近の変化などについての楽しいお話をいろいろ聞いた。仙台は育った街ではあるけれど、平成に入ってまもなく離れてしまったから、知らないこともたくさんある。近年おすすめの観光スポットなども教えてもらったところで、病院に着いた。

 

(_ _).。o○

 

面会の時間少し早かったので、エレベーターホールのベンチに座って一休みしていたら、大音量で火災報知器のサイレンが鳴り出した。

 

「火事です、火事です! 火災が発生しました。安全を確認して、避難してください!」

 

訓練か誤作動だろうと思っていると、目の前のエレベーター二基が、呼んでもいないのに降りてきてドアをあけ、そのまま運転を停止してしまった。

 

けたたましい警報とアナウンスは途切れることなく続いていて、病院から人が外に出始めた様子だったから、私も外にでて、あたりを見まわした。火の手や煙などは全く見えない。

 

やがて、アナウンスに火災現場についての情報が混じり始めた。

 

「地下一階で、火災が発生しました」

 

これはもしかすると本当に火事なのだろうかと不安になってきたけれども、外に出てくるのは私のような来訪者ばかりで、病院スタッフや入院患者の姿は見えない。

 

火事かどうか不明だけれども、面談の時刻が近づいてきたので、老健に電話するためにiPhoneを開いたら、内階段から駆け降りてきたらしい女の人が、

 

「ねこたまさんですか!?」

 

と声をかけてきた。そうですと答えると、

 

「四階まで、階段で登れますか?」

 

と聞かれたから、無理ですと即答したら、

 

「担当者を呼んできます!」

 

と言うので、火事は大丈夫なのかと聞くと、

 

「違うみたいです! 私、二十年ここで働いてますけど、こんなこと初めてです!」

 

と言って、また階段を駆け上がって行った。

 

二十年に一度の珍事に、滞在10分未満で遭遇する私は一体なんなのか… (´・ω・`)

 

すぐに、資料をかかえた担当の人が降りてきて、こういう状況ですからと、エレベーター前のベンチで面談することになったのだけど、腰を下ろした途端、

 

「これから消防の確認が入りますが、火災警報器の誤作動で、実際に火事は起きておりません」

 

というアナウンスが入り、エレベーターが稼働しはじめた。間が悪いにも程がある。😭

 

結局エレベーターで老健まで上がり、そこで詳しい説明を受けた。

 

個室と四人部屋があるとのことだったので、迷わず個室を希望した。

 

料金は高くなるけれども、十分支払える金額だし、いまいる病棟のように、相部屋で眠れずに体調を崩してほしくない。

 

面談担当の方にそう伝えると、「たしかに、認知症の方もいらっしゃいますからね…」と言って、希望を受け入れてくれた。

 

老健では、母の状況や、病院からの診断書を踏まえて、受け入れ可能かどうかの会議を行うのだという。

 

一つ気になることがあったので、聞いてみた。

 

「こちらに入居した後に、万が一母が体調を崩して、病院に入院した場合、どうなるんでしょうか」

 

「その場合、入院した時点で、こちらは退所という扱いになります。健康保健と介護保険を同時に使うことができないため、そういうかたちになってしまうのですが、退所扱いであっても、退院後に優先的に戻れるように、できる限りの配慮は行いたいと思っています」

 

やっぱり、退所扱いなのか…

 

老健の入所期間は6ヶ月以内で、その間に老人ホームを探すというのが、予定された流れではあるのだけど、手術などの高度な医療を必要とする病状になれば、そのたびに、老健と病院を行ったり来たりすることになる。頻繁な移動は、母の心身に大きな負担になるだろう。

 

先々のことが気がかりではあるけれども、今は母の回復をひたすら祈る以外に、できることがなさそうだ。

 

入居の申し込み書をその場で書いて提出し、老健を出た。小一時間の滞在中、大音響の火災警報は鳴りっぱなしで、火災を否定するアナウンスも頻繁に流れていて、やかましいことこの上なかった。そして、ぐったり疲れた。😱

 

 

仙台駅で帰りの新幹線の切符を買ってから、目に入った牛タン屋さんで、遅めのランチを取った。

 

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ちょっとお高かったけど、元気が少し戻ったから。よしとする。

 

白松がモナカと支倉焼きを買って新幹線に乗り、帰宅。

 

 

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