ノーマン・カズンズ。
アルバート・シュバイツァーはユーモアを一種の熱帯療法として、温度と湿度と精神の緊張とを低下させる方法として用いた。
「笑いと治癒力」
アフリカのランバレネという町で医療活動をしていたシュバイツァー博士は、過酷な環境で働くスタッフたちに冗談をかまして笑わせることで、活力を回復させていたという。
そんなシュバイツァー博士と親しかったノーマン・カズンズは、重症の膠原病になって、全身の絶え間ない激痛に襲われているときに、お笑い番組を見て10分間ほど爆笑すると、痛みが消えることを発見した。
笑うと免疫力が高まるなど、多方面で健康によい影響をもたらすというのは、現在では医学的に証明されているようだ。
私も末っ子の音読で爆笑した夜は、不眠に悩むことがない。一気に緊張がゆるむからだろうか、笑いながら寝てしまうことすらある。
笑うことを忘れているようなときは、いろいろ危うい。