torneで録画してあったドラマ「新撰組!!土方歳三最期の一日」を見始めたのだけど…
ドラマ中盤、最期の一日の前夜まで見たところで心がもたず、中断。
悲しすぎた。(;_;)
近藤勇を失った土方歳三は、新撰組の生き残りを率いて旧幕府軍と合流。
函館で新政府軍を駆逐して、榎本武揚を総裁とした独立政権を築こうとしていた(そのあたりの経緯はドラマでは思いっきり端折られている)。
けれども薩長の新政府軍の厳しい反撃によって、旧幕府軍は追い詰められていき、もはや勝ち目のないことを悟った榎本武揚は、降伏を決意する。
最期まで戦って勝つつもりの土方は激怒し、榎本を詰って切り捨てようとする。
もともと土方は、西洋かぶれで本心を見せない榎本武揚が気に食わず、命を預けて共に戦う仲間とは見ていなかった。
けれども榎本は土方の殺意に動じることなく、土方が本心では勝ちを諦めていることや、自分が死ぬためだけに戦おうとしていることを寒波して厳しく非難し、逆に土方を怯ませる。
さらに榎本は、降伏して自分一人が腹を切ることで、それまで自分に従ってきた者たちを生かすつもりであることを告白し、本心から蝦夷の地で近代国家を作り上げることを夢見ていたことを語る。
そんな榎本に、土方は、自らが生涯をかけて支えてきた近藤勇に通じるものを感じとり、彼の夢のために、命を賭して最期の戦いに打って出ることを誓う…
……って、悲しすぎるでしょう。(;_;)
このドラマの土方歳三は、真夜中のシーンでも、なんだか綺麗で悲しい陽だまりのなかにいるように見える。
山本耕史という俳優さんの持ち味なのだろうか。思えば「真田丸」の石田三成役のときも、そんな感じだった。
時流に乗れずに死んでしまう役にハマる人なのか…。
もう少し勇気が溜まってから、最後まで見ることにしよう。