夜
午後は、痛みのある胸や、痩せてしまって血管が妙に目立つ足回りのマッサージなどしつつ、ほとんど横になって過ごした。
何かしようと思って、起き上がって椅子に座ると、ひどく咳き込むので、疲れてしまう。
それでも、頭痛の続く時間はずいぶん減ったし、身体の重さも薄らいでいる。少しづつだけど、確実によくなってきていると感じるので、気が滅入ることもない。気長にいこうと思う。
晩ご飯。
鯵の竜田揚げ的なもの、サラダ、チリコンカン、ごはん、りんごのゼリー和え。亭主作。満足。
Google広告
無料ゲームのなかで表示されるゲームアプリの広告に釣られて、いくつかダウンロードしたからだろうか。広告がゲームばっかりになってしまった。
ゲームは好きだからいいんだけど、あまり続くと食傷する。
もうちょっとこう、緩急つけるとか、少しはバリエーションに気を配るとかしてくれると、娯楽として楽めないこともないのに。
若い頃に読んだ筒井康隆の短編小説で、24時間CM漬けにされる生活から解放されるためには、高いお金を払って無音のレコードを買うしかないという、嫌な未来社会を描いたものがあった。
読んだときには、さすがにこんな未来は来ないだろうと思ったけれども、課金しなければGoogle広告を延々と見続けることになるゲームアプリは、筒井作品のプチ現実化と言えないこともない。
あの短編小説のタイトル、何だったかな。
「笑うな」っていう短編集を、いちばんたくさん読み返していたはずなので、もしかしたらそれに入っていたのかも。
久しぶりに読み返したいけど、魔窟状態の蔵書から、筒井康隆の文庫本を探せるだけの体力がない。
元気になったら、探してみよう。
さて、寝よう。
おやすみなさい。