朝
7時すぎに目が覚めた。
とんでもなく具合が悪い上に、両腕が動かない。
どうやら、寝ている間にCPAPのマスクがズレて、だいぶ空気が漏れていたらしい。
腕が動かないのは、冷えて痺れたせいだったようだ。
今日は10時半に病院の予約を入れているから、10時にはタクシーを呼んで家を出なくてはならない。
朝ごはんに、トーストと、昨夜の残りのチリコンカンをいただいてから、ぎりぎりまで横になって、回復に努めた。
診察
かかりつけの精神科外来に来るのは、4.週間ぶりになる。前回受診した日の夜にコロナを発症しているので、今日が発症から4週間目ということでもある。
発症する2日前から、発症後7～10日間ほとが、コロナウィルスを人にうつしてしまう可能性のある期間だという。最悪の時期に通院していたわけで、誰かに感染させていなかったかと、ずっと気になっていた。
先生に、コロナで入院していたことと、発症の経緯と、すでにコロナ陰性てあることを伝えて、病院の方に感染させていないかどうかを聞いてみたところ、先生を含めて、どなたも感染しなかったとのことだった。よかった。
こちらの病院では、コロナの流行が始まってから、診察室の医師の席と患者の席との距離が離されて、間を大きな透明シートで区切るようになった。問診票などのやりとりも廃止され、手渡しするものも最小限に限られている。玄関だけでなく、受付前やエレベーター前、診察室の前など、要所要所に消毒用アルコールが置かれている。 その予防策のお陰で、自分が感染元にならずに済んだ。
コロナになったこと以外の病状の悪化はなかったことと、入院中も処方されていた薬はちゃんと飲んでいて、夜も割とよく眠れていたことなども伝え、いつも通りのお薬を処方してもらった。
買い物
病院のあと、調剤薬局の入っているショッピングモールへ行った。薬ができるまで、だいたい40分ほどかかるので、その間に少し買いたいものがあった。
アロマディフューザー機能のついた加湿器。
アンチエイジング系の、保湿クリーム。
自分のお昼ご飯。
半端なく体力ななくなっている自覚はあるので、全部買い回れないかもしれないとは思っていたけど、まさか病院から徒歩3分ほどのショッピングモールにたどり着いただけで、倒れる寸前になるとは予想しなかった。
とりあえず、モール内の通路のベンチに座って休み、少し進んだらまた座るというのを繰り返しながら、なんとか調剤薬局に処方箋を出し、電器店前まで移動したものの、今度は強烈な腹痛に見舞われて、加湿器を見るどろこではなくなった。いつもの過敏性腸症候群の３倍は痛かった。（；＿；）
痛みが引くまで20分ほど座り込み、少し落ち着いたので、加湿器探索にトライし、よさそうな品物を発見できたので、購入。
そのあと、モール内のドラッグストアで、アンチエイジング系保湿クリームと、グミタイプのコラーゲンサプリを購入。
入院中に、手の甲にできてしまった縮緬状のシワが悲しすぎるので、その対策である。効かないかもしれないけど（トシもトシだし）、なんかそういうささやかななところで、病気と戦ってくたびれた身体を大切にしたいと思ったのだ。レジ前で倒れそうになったものの、なんとか無事購入。
そのあと、調剤薬局で薬を引き取ってから、最後の買い物のためのエネルギーをかき集めるために、また20分ほど座り込んだ。寒いのに、背中は汗でびっしょり。動悸もすごい。
お昼ご飯の調達は、リモート仕事で忙しい亭主の手間を省くために、「自分の分は買って帰るよー」と言ったものの、もはや何も食べる気にならず、買わずに帰ろうかとも思った。
でも、このまま帰って倒れ込んだら、夜まで何も食べずに終わりそうな気がしたので、やっぱりなにか買って帰ろうと思ったら、目の前に回転寿司があった。持ち帰り用の海鮮丼がレジ前のショーケースに並んでいたので、一つ買って、タクシーで帰宅。
お昼
買ってきた、まぐろサーモンたらこ丼。
上に乗っかっている竹輪の天ぷらは、家にあった残り物。
食べてる途中で、食道から胃への流れが渋滞したのか何なのか、胃の入り口あたりがとんでもなく痛くなって七転八倒したけれど、美味しかったので良しとする。
食後のお薬を飲んでから、すぐ横になった。
疲労感が凄まじすぎて、夕方まで全く起き上がれなかった。
でもオヤツはたべた。
夜
晩ご飯。
餃子スープ、ミモザサラダ、ごはん。亭主作。
食べたものが胃の手前で渋滞しないように、ゆっくり少しずつ食べた。
今日の通院は、３時間ほど外出だった。
家の前からタクシーに乗ったので、歩いた距離は、病院からショッピングモールまでの約3分ほどと、モール内での移動の10分ほど。それ以外はほとんど座っていた。
にもかかわらず、雪山で死の彷徨でもしたかのようなダメージがあった。ただの疲れではない。内側から抉り取られるような、異様な消耗感である。
肺炎の後遺症なのか、サイトカインストームで至るところが傷ついたせいなのかはわからないけれども、まだまだ養生が必要だということは、嫌でもわかる。
休もう。
おやすみなさい。
(_ _).｡o○
