体力が落ちすぎていて、かなりヤバい。
普通にゆっくり歩いているだけで、動悸がして息がきれるっておかしいと思う。
コロナ後遺症が酷かった時も、立ち上がって数歩あるいただけで息切れしていたけど、ああいう異常な動悸とは違って、ただただ筋力低下している感じ。
原因は、分かっている。
今年に入ってから、動かなすぎなのだ。
とくに今月は、酷かった。
外出せず、簡単な家事しかやらずにいると、一日千歩を超えなかったりするのだ。当然、衰える。
これではダメだと思って、エクササイズアプリのサブスクを始めたものの、「今日はちょっとしんどいから…」と、「うっかり忘れた」の連発で、ほとんど機能していない。
サブスクは解約しよう。
かわりに、何か動く励みになりそうな「ご褒美」を導入しようと考えてみたけれど、私の場合、ぶら下げたにんじんが遠すぎると、すぐに飽きたり諦めたり忘れたりしてしまう。
理想としては、「ちょっと頑張ったら、即ご褒美」なのだけど……
そもそも、ここまで不動になっている原因は、読書三昧のせいだったりする。
暇さえあれば、寝転がって何か読んでいる。
ほとんどはKindle本のラノベだけど、今年に入ってから、鬱がだいぶ改善しているおかげで、そこそこ重い内容の紙の本を読む時間も増えている。
過集中に入ってしまうと、時間など、あっという間に溶けて消える。気がついたら不動のまま三時間たっていた、なんていうこともある。
動くためには、読書に過集中する時間を減らすしかない。
というわけで、こんなルールを作ってみた。
8000歩ごとに、本一冊購入可
うん。
なかなか厳しい。
そして、かなり効果的だと思う。
いまの体力だと、8000歩達成には3日ほどかかってしまう。
欲しい本があっても、8000歩に届くまでは買えないとなれば、歩くしかない。
今日は日曜日なので、教会を徒歩で往復して、3843歩を稼いだ。
次の本購入まで、あと4157歩。
ちなみに、いま買いたい本は、これ。
エミリー・ディキンソン「対訳 ディキンソン詩集」岩波文庫
ディキンソンは、おそらくは自閉症だったろうと言われている、19世紀アメリカの詩人。
池上英子「自閉症という知性」で、彼女の人生について触れていたので、ぜひ作品を読んでみたいと思ったのだ。
ディキンソンは、「脳」を詩に取り入れた、稀有な詩人であるという。
私も、時々脳の短歌を詠むので、ちょっと親近感を抱いている。これまで朝日歌壇に掲載してもらった四首のうち、二首が脳を詠んだものだ。
早めに8000歩を達成して、Amazonでポチりたい。