こんにちは。
息子(26歳・重度自閉症)は、日曜の朝には母親をきっちり起こすことに決めたらしい。
今朝も、
「おかん、起きて!」
という力強い呼びかけで、容赦なくなく起こされた。
以前は、私を起こす時には声がけではなく、CPAP(睡眠時無呼吸症候群のための呼吸器)のマスクを無理やり引っ剥がすという荒技をかましてくれていたけれど、私の渾身の抗議によって、その方法は取らなくなった。
ところが、その時の私の「痛い、やめて!」という抗議の叫びが、そのまま息子の口癖になってしまい、日中、ところ構わず私の声色を真似て「いたい、やめて!」と叫ぶようになってしまった。
気持ちの優しい息子のことだから、意図せずに私に痛い思いをさせたことにショックを受けて、その記憶が何度もフラッシュバックしているのだろうと思う。
そして、そのことへの後悔から、私を起こす時には、声がけをすることに決めたのだろう。
幼い頃の療育でどれほど練習をさせても、私を呼ぶことがなかった息子が、「おかん」と呼んでくれるようになったのは、本当に嬉しい。
だけど、その代償として「いたい、やめて!」の口癖が残ってしまったのは、大変遺憾なことではある。
介護施設などで連呼しているという話は聞いていないけれど、もしやっていたら、虐待を疑われかねない。次の面談のときに、よく事情を話しておこうと思う。
(´・ω・`)