こんちには。
息子の歯科手術のために、朝から歯科に来ている。
前回の手術は、2019年12月だったから、三年半ぶりということになる。
麻酔(医)と自閉症(の闘い) - 湯飲みの横に防水機能のない日記
前回は、麻酔を打つまでに大立ち回りがあり、本当に、とてもとても本当に、大変だった。😱
その時の様子が、事細かにカルテに記録されているようで、今回の手術前検診では、母親の私としても最善と思われる段取りを提案していただいたのだけど…
それでも、大変な状況というものは、容赦なく起きるのである。
手術開始予定より大分早く病院入りして、経口での睡眠薬投与がなされ、待合室で私の膝を枕にうとうとし始めた息子は、運ばれてきた車椅子を見た途端にギンギンに覚醒し、車椅子を全力で拒否。
半ば引きずるように、手術室へは入れたものの、そこから格闘タイムが始まった。
大人が六〜七人がかりで、手足のどこを押さえても、つかんでも、するりと抜いてしまう息子。なんか、3年前よりも技が磨かれて上達している。護身術の天才かもしれない。
すでに睡眠薬が効いていて、数秒ごとに寝落ちしそうになっているにもかかわらず、病院のスタッフさんたちと私だけでは抑えられず、事務員の方々をも動員することになった。
その後、どうにか手術台に乗せてから、完全に眠るまでの間、怪我人を出したくない一心で、全体重を息子の両足にかけていた。今日ほど、自分の体重が重くて良かったと思ったことはない。
息子は大暴れはしていたけれども、完全にパニックになったわけではなく、どこか冷静で、振り回した手足が誰かに当たらないように、可能な限り配慮している気配もあった。
優しい人なのだなと、改めて思う。
それにたぶん、必要な手術であることは、わかっていたのだとも思う。それでも自制心より恐怖心が優ってしまったのだろう。
手術が終わるまで、あと一時間ほど。
無事に終わりますように。