湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

今日の一文(一月十一日)

 

 

 

城山三郎

 

それは、昭和二十六年早春のある朝の何でもない偶然、そして、誤解から始まった。五分、いや三分でも時間が行きちがったら、初対面もなく、二人は生涯会うこともない運命であった。

 

「そうか、もう君はいないのか」

 

 

その日、たまたま図書館が閉館していなかったら、最愛の人との出会いはなかったという、物語のような思い出。

 

切ない。

 

 

 

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