こんにちは。
自分で描いたラクガキだけど、何を描こうとしたのか、全く思い出せない。
(_ _).。o○
朝刊に、いやな感じの見出しがあった。
「女の子なんだから」浪人許されず
記事を読んでみた。
ご両親は高卒。弟には浪人を許したのに、女には「誰かが養ってくれるから大丈夫」と言って、第一志望の大学への再チャレンジを許さなかったという。
いまどき、こんな親がいるのかと、驚いた。
女の子だから、誰かが養ってくれるって……そういう時代はとっくに終わったと思っていた。
記事の女性は二十代後半だというから、うちの長女さんと同じくらいだろう。長女さんが小学生だったころ、PTA役員回避の理由の大半は「仕事」だった。私のような専業主婦は、クラスにはほとんどいなかったと思う。
多くの主婦が仕事を持つようになったのは、夫の給料だけではゆとりのある人生設計が難しいという現実があるからだろう。
「女の子だから」、よい大学など目指さなくてもいいし、養う甲斐性のある男性と結婚すればいいのだから、生活力なんてつけなくてもいい、などという考え方では、そういう結婚ができなかった時点で、あるいは離縁、死別した時点で、破滅に向かうしかなくなるだろうに。
もっとも、浪人して偏差値の高い難関大学に合格したからといって、女性としての人生が安泰になるわけではないし、結局のところ、本人がどう生きる覚悟を決めるかという話ではある。
昭和生まれの私に言わせてもらうなら、記事の女性は、考えが甘い。
そういう親の元に生まれてしまったのであれば、命懸けで、なにがなんでも志望大学に現役合格するべきだったのだ。あるいは、泣き喚くだけでなく、あらゆる言動を用いて親や教師を脅してでも、意志を貫き通す覚悟を見せるべきだった。そのくらい、決まりきった「女の子」の型になどはまらず、親の手に負えない娘であることを示さなければ、親を動かすことなど到底出来なかっただろう。
ちなみに私も、浪人不可、私立大学不可、予備校通学不可、滑り止めなし、他県不可、地元国立大のみOKという条件だったため、冗談抜きで死にそうになりながら、家から徒歩50分の旧帝大に現役合格した。まあ、幸運だったと言える。
(_ _).。o○
それにしても…
(朝日新聞 2024/05/05 朝刊 2面より引用)
大学進学での男女格差は由々しきことだけど、地域格差もなかなかにエグい。
東京都は男女とも進学率が75%を超えているのに、東北六県で50%を超えているのは、宮城県の男子だけ。残り五県は男女とも50%を超えない。
コロナのおかげで普及したリモート講義や、オンデマンド授業を駆使して、通信制大学という形で、地方に在住したまま首都圏の大学に幅広く進学することができるようになれば、変わってくるだろうか。