こんにちは。
息子(23歳・重度自閉症)の誕生日が近いので、今年はなにを贈ろうか考えていたら、PECSというコミュニケーション用絵カードの情報が目に入った。
PECS(ぺクス)とは何か?
http://www.eonet.ne.jp/~skado/book3/PECS(Kado).pdf
絵カードを使って文を組み上げることで、発語のない重度自閉症の子たちがコミュニケーションスキルを獲得しているという話は、息子が成人する前から知っていたし、できれば試してみたいとも思っていた。
iPadにも、同様の絵カードアプリがあって、一時期使ってみたことがあるのだけど、息子があまり気乗りしなかったこともあり、私のモチベーションがどうにも続かなかった。思えば、ちょうど鬱を発症しかけていた頃だった。
息子はiPadでマインクラフトを楽しめる程度には電子機器の操作に馴染んでいるけれども、それを使って誰かとコミュニケーションを取りたいとは思わないらしい。
ちなみに、使ってみたのは「えこみゅ」というアプリ。よくできているとは思う。
息子には少ないながらも発語があり、飲食などについては口頭で要求を伝えることができるので、わざわざ機会を使うまでもないと感じるのかもしれない。
だけど私には、単純な要求や、強迫的な予定確認以外の息子の思いを言葉にしてほしいという宿願がある。
息子に言葉を使う楽しさを教えられる可能性があるのなら、やはり試してみたい。
そんなわけで、AmazonのPECSのスターターキットをポチった。
たくさんの絵カードが届くのが楽しみだ。
(_ _).。o○
息子の療育は、私の鬱発症を理由に療育教室を辞めてから、ずっとお休みしたままだ。
PECSを始めるとすれば、四年ぶりの療育再開ということになる。
ちゃんと、続けられるだろうか。(´・ω・`)
鬱は、いまも脳内に巣食っている。
ごく少量の処方薬(ミルタザピン・ゾルピデム)で暮らしを維持できているけど、日内変動はしっかりあって、午前中はわりと世界が灰色だ。何もかも億劫極まりなく、意欲も楽しさなど焼けこげのカスすら残っていなくて、セメントで固められたように動けなくなることもある。
だけど鬱ともだいぶ付き合いが長いので、そういう時のやり過ごし方も身についている。
とにかく栄養を摂って休息する。
(必須脂肪酸とかビタミンとか)
嫌な記憶の反芻など、脳が無駄に消耗するような想念をきっちり止める。
(本を読めるときはKindle読み放題でラノベを読み倒す。読めないときは好きなゲームに没入。それもできないときは瞑想アプリ)
動けるようになったら、少しずつでも手足を動かす。
(掃除とか、スクワットとか)
そんなことをしているうちに、次第に元気になってきて、息子が帰宅する夕方ごろには世界が色を取り戻している。
絵カードの時間は、夜に取ることにしよう。
ゆっくり、じっくり、楽しみながらやれたらいいな。、
(_ _).。o○
少し前に、Amazonで息子の帽子を買った。
息子の頭はとても大きいので、お店に出ている帽子では、なかなかサイズが合わないのだ。
今回買ったのは、65センチサイズのワークキャップ。息子の頭がすっぽり入る。ここまで大きなものは、店頭では見たことがない。
息子も気に入ってくれたみたいで、毎日機嫌良くかぶって出かけている。