湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(近況とレクレーション)

こんにちは。

 

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近況など。

 

先週末に風邪気味で体調を落としたけれども、葛根湯ドリンク2本で回復して、いまはなんともない。

 

同じような症状だった末っ子(高3)も、すっかり元気になった。心配していた昼間テストは、可もなく不可もなし、とのこと。

 

息子(24歳・重度自閉症)は、ここ2週間ほど穏やかだったのだけど、今朝、久しぶりにパニックを起こした。原因は、牛肉スープ。朝、亭主が末っ子の弁当(スープジャー)兼朝食用に作ったものが大変気に入ったらしいのだけど、好きなだけおかわりをもらえなかったために、キレたようだ。

 

パニックになりながらも、自制しようと頑張ってはいたようで、

 

「人の!人の!!」

 

と叫んでいた。

 

いつも「人の食べ物を取りません」と教えられているので、それを復唱して、気持ちを抑えようとしているのだ。

 

だいぶ走り回って暴れてはいたけれど、介護施設に行く時間には落ち着いていた。少しづつではあるけれど、成長していると思う。

 

 

(_ _).。o○

 

長女さんが退院してから三日になる。

 

デイケアやセラピーは来週までお休みなので、自宅でのんびりしつつ、元の暮らしに戻れるようにリハビリ中。

 

入院中は、ずいぶん忙しかったそうだ。

三食きっちり時間が決まった食事と、服薬。

入浴と洗濯物の依頼は週に2回。

平日は、午前と午後にレクレーションや心理指導、服薬指導、症状再発防止のための指導などがあるので、参加する。プログラムは盛りだくさんだったそうだ。

 

閉鎖病棟だから、売店での買い物は看護助手の方々に依頼して買ってきでもらわなくてはならないので、その手配も自分で申し出なくてはならないという。

 

そうした日課の合間に診察やセラピーも入ってくるし、看護師さんたちとの対話もある。

 

つまり、一日中、コミュニケーションをたくさん求められるわけで、自閉症の患者にとっては、なかなかハードな療育の日々となる。

 

鬱などの心身の症状が辛くなったための入院だけれども、回復期にはきっちり構造化された生活を送ることになるので、実質的には自閉症の療育合宿だったと思う。それも、かなり効果的な。

 

退院して、しばらくは自宅静養がメインになるけれども、来週からは、通院やセラピー、デイケアも始まるし、それらが落ち着いたところで就労支援施設(B型)への通所も始まる。

 

自宅でどう過ごすべきか、家族はどう支援すればいいのか、考えどころでもある。

 

とりあえず、私はレクレーション担当を受け持ちたいと思っている。

 

というわけで、昨日は、「ボブジテン」をやった。

 

いわゆるカタカナ語(外来語、和製英語など)を、和語だけで説明して、当ててもらうゲームだ。

 

メンバーは、亭主、私、長女さん、末っ子。

初回なので、得点計算は厳密にやらず、言葉のやりとりを楽しんだ。

 

言語学者、引きニート主婦、自閉族、ギフテッドという、だいぶ異色な組み合わせのメンバーだけど、ゲーム展開は意外に堅実に終始した、と思う。

 

予想外だったのは、独自の語彙体系を持つはずの長女さんの語義説明が実に適切だったこと。「ボブジテン」のおかげで、意外な特技が発見された。

 

 

 

これに味をしめたので、新たなカードゲームを二つ、Amazonに発注してみた。

 

「57577」と「ワードッキ」。どちらも言葉あそび系のカードゲームだ。

 

 

 

本日の配達のはずなのだけど、まだ来ない。

 

さっきから、佐川急便とゆうパックが立て続けに来たのだけど、どちらも末っ子の買い物だった。そういえば、パーカーを買ったとか言っていた。ゆうパックはそれだろう。

 

だけど佐川急便の方は代引きで、「書籍・CD」と書いてあった。これについては聞いていない。代わりに支払ったので、後で回収せねば。(`Д´凸)

 

(_ _).。o○

 

食べることが大好きな私としては、おやつもレクレーションとして楽しみたい。

 

というわけで、最近開店して毎朝行列ができているというケーキ屋さんまで足を伸ばしてみた。

 

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長女さんはぶどうのサンドイッチと竹炭バナナジュースを、亭主と私はイチゴバナナサンドイッチを半分こして、コーヒーでいただいた。

 

長女さんによると、竹炭バナナジュース、かなり美味だったそうだ。なんだか

 

サンドイッチは甘さ控えめで、文句なしに美味だった。

 

ネット情報によると、竹炭は水に溶けやすいミネラルを豊富に含み、腸内の善玉菌を増やしてくれる効果などもあるという。フルーツサンドイッチと一緒に買うとだいぶ割引になるので、今度私も飲んでみよう。

 

 

(_ _).。o○

 

レクレーション第三弾として、Amazonプライム・ビデオでの映画鑑賞も行うことにした。

 

長女さんは視覚過敏と過剰記憶のせいで、子どものころから映像作品が苦手だったのだけど、今回の入院で、それらがだいぶ緩和されていることに気づいたという。病棟のレクレーションで映画鑑賞が定期的にあったそうなのだけど、ほぼ全部参加して、いろんな作品を観たそうだ。一本の映画を、2回に分けて観るので、負担も少なかったという。

 

昨日は映画「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」を鑑賞した。

 

 

60分ちょっとの作品なので、最後まで視聴。

 

長女さんがすみっコぐらしのグッズをいろいろ集めているので、そういうマスコットキャラが人気だということは一応知っていたけども、詳しいプロフィールなどは全く知らなかった。

 

なかなかダークな背景を持ったキャラたちだった。

 

 

(以外盛大に映画のネタバレあり)

 

 

 

食べられることなく生ゴミとして廃棄されてしまったトンカツと、エビフライのしっぽ。二人の夢は、いつか美味しく食べてもらうこと。(´・ω・`)

 

自称ペンギンの夢は、自分が何者であるのかを知ること。ペンギンなのに、なぜかキュウリが大好物で、皿が割れるのを目撃すると恐怖でパニックに陥る。そのあたりで正体は察せられるのに、本人だけは気づかず、自分を見つけられない不安の中で生きている。(´-`)

 

自称トカゲの子は、実は恐竜スミッシーの子どもなのだけど、湖に身を隠している優しい母親と一緒に暮らすことができず、なかなか会うこともできないために、孤独に苦しんでいる。彼の夢は、お母さんに会うこと。(;_;)

 

劇場版のアニメ映画では、そんな悲しい事情をかかえるすみっコたちが、月からやってきたへっぽこ魔法使いの魔法のせいで、心の願いを消されてしまい、すっかりやさぐれた存在になってしまう。

 

魔法使いのコは、かなうことのない夢なんて、抱えて苦しむよりも消してしまったほうがしあわせなんじゃないかと思って、善意で魔法をかけたのだ。でも、決してかなわない夢こそが、実は彼らの儚い存在を支えていたのだった。

 

……という、だいぶ切ないお話だったのだけど、キャラたちのゆるーい雰囲気のおかげで、ダーク面が緩和されていたので、しんどさはなかった。