「新・四字熟語」
昨夜寝る前に、末っ子(高2)からクラスの放屁事情について微に入り細に入り聞かされた。
ものすごくアットホームな校風のようで、良くも悪くも自宅で過ごしているかのように遠慮のない状況らしく、授業中に高らかに「音鳴り」することもしばしばだとか。
「音鳴り」させたからといって、それによるイジメやイジリはないらしい。
けれども、お年頃の子どもたちだから、自分が音源だとは知られたくない程度の恥じらいは残っているわけで、「音鳴り」の頻度を減らしめ音をごまかし、あわよくば他人に音源疑惑をなすりつける技を獲得するのに余念がないのだとか。
で、過敏性腸症候群当事者として、なんかいい方法がないかと聞かれたけれども、私だって放屁関連にそれほど詳しいわけじゃない。
食事のときに空気をあまり飲み込まないように気をつけようとか、通学途中、歩きながらお腹をクイッとツイストさせたりして、ガスが腸からとっとと出ていくように促したらどうかとか、そんなことぐらいしかアドバイスできずに終わった。
で、今朝、いつものように本棚写真を撮ろうと思って、買い置いていた(積読ともいう)又吉直樹の「新・四字熟語」をピラっと開いたら、このページだった。
放屁和解。
ガチ喧嘩の最中に、誰かのオナラが鳴り響いたために、笑っちゃって喧嘩にならなくなっちゃうような状況のことだそうだ。
書道家の田中象雨氏の字が、すごくいい。
末っ子が帰ってきたら、読ませよう。