湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(胃痛、エルトン・ジョン、なんとなく橋本治)

こんにちは。

 

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ここ数日、朝起きると胃が痛い。

朝食はとれるし、昼くらいにはおさまるので、あまり気にしていないけど、続くと地味につらい。

 

ここのところきっちり撃退していて出番のない偏頭痛が、活躍の場を求めて胃に回ってきたのか。

 

そんなわけないか。(´・ω・`)

 

 原因不明なので、とりあえず新型コロナストレスのせいにしておく。

 

 

昨日の晩ごはん。

 

豆ご飯、野菜と豆腐の味噌汁、唐揚げ(冷凍)、漬けタマネギ(正式な名前を知らない)、かぼちゃの煮物、にんじんのぬか漬け、りんご。亭主作。

 

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美味しかった。とくに豆ご飯とたまねぎ。

 

夜はシャーロック・ホームズの続きを読む合間にラノベと漫画を読んだり(合間のほうが長い気がするけど気にしない)、iPadでゲームアプリしたり。

 

きょうの朝ごはん。

グラノーラと、牛肉とトマトのスープ。亭主作。

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食後はしんどくて布団に逆戻り。

 

映画

 

具合の悪いのをやり過ごすのには物語が一番いい。

 

頭が疲れて本を読めないときでもゲームはできる。

 

本もゲームも無理なときは、何かちょっと書いたりすると気がまぎれる。

 

本もゲームも書き物もキツい時には、普段は苦手な動画が楽しめることがある。Amazonプライム・ビデオで映画を少し見たりすると、書き物の意欲が復活することが多い。多分、映像が脳を少し元気にするのだろう。

 

何もできないと、詰む。😱

 

 

今朝は読み書きもゲームも無理だった。

 

鬱々としたまま寝ているのは耐えられないので、気乗りしなかったけど、Amazonプライム・ビデオのアプリをiPhoneで開いたものの、見たいと思えるものがない。

 

おススメされている「ロケットマン」という作品を、予備知識ゼロの状態で見始めたのだけど…

 

 

始まって15分ほどで涙腺が決壊した。

 

 

ロケットマン (字幕版)

ロケットマン (字幕版)

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: Prime Video
 

 

機能不全家庭で育った少年が、両親の冷たい諍いから目をそらしながら、

 

I want love but it’s impossible

 

と口ずさむ。

 

すると、父と母、祖母が、続けて歌いだす。

 

けれども歌声はバラバラで、大人たちの視線は決して少年には向けられない。誰も愛さず、愛されない家。

 

やがて両親は離婚し、別々に家庭を持って幸せになるけれど、少年の居場所はどこにもなかった。

 

 

エルトン・ジョンの曲は知っていても、その人生についてはほとんど知らなかったし、顔もすぐには思い浮かばないほどだった。

 

溢れるような才能と、あっという間に人の心をつかむ魅力。

 

パッとしない容姿を派手な衣装とパフォーマンスで覆い隠して、記録的な大ヒットを連発して大金持ちになったのに、自分の邸宅で開かれた豪華なパーティにも居場所のない人。

 

映画は、エルトン・ジョンが薬物やアルコール依存症から立ち直るために参加したグループセッションらしきところで、メンバーに過去を語るという形で進んでいく。

 

半分までみたことろで、買い物から帰ってきた亭主に、お昼ごはんに呼ばれた。

 

 

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スーパーで買ってきてくれたお寿司と、菜の花のおひたし。ゆうべのかぼちゃの煮物。

 

満足。

 

食後は「ロケットマン」の続きに戻った。

 

過去の自分を見つめ直すグループセラピーが進むにつれて、エルトン・ジョンは奇抜な舞台衣装を体から取り去って、気負いのないシンプルな普段着に着替えていく。

 

そこに、少年時代の彼を思う様に傷つけた家族たち……実の両親と祖母の幻影が現れる。

 

息子を決して認めない冷たい父と、自分の不幸を息子のせいにする母親、孫の才能は褒めても心に目を向けることのない祖母。

 

内面の虚無の元凶だった彼らと決別し、ありとあらゆる依存症漬けだった人生を立て直したところで、映画は終わる。

 

買い物依存症だけは治らなかったという。

大金持ちだから、あまり問題はないのだろうけど、最愛の人と結婚して子どもに恵まれても、どうしても埋められない孤独が残ったのだろうか。

 

見終わったところで、エルトン・ジョンの人となりが、作家の橋本治に似ているような気がした。ジャンルは全く違うけれども、突き抜けた才能と、人を魅了する力、孤独すぎる内面……そんなところが、とても似通っているように感じたのだ。

 

そういえば、橋本治の「双調 平家物語」、まだ再販されてないのだろうか。亭主が紙の本で買うというので、ずっと待っているのだけど。

 

 

もうkindle本で買っちゃっていいかな……。