コロナ後遺症
もうすぐ発症から2ヶ月になる。
体力は、ずいぶん戻ってきた。
胸の圧迫感はあるけど、咳はかなり減った。
抑鬱も薄れてきている。
なのに、私にとっての最大の「コロナ後遺症」は、あまり改善されないまま残っている。
動悸と、息切れ、それに続くたとえようのない具合の悪さ。
横になっていれば平気だし元気なのに、起きて何か活動しようとすると、これに妨害される。
まだ家事はきつい。
洗い物などしてみると、やはり10分ほどで息が切れる感じがして、つらくなる。それを我慢していると、動悸が始まり、やがて起きていられないほど気持ちが悪くなる。
不思議なことに、運動量の少なそうな洗い物よりも、歩行のほうが、だいぶ楽に感じる。
ついでに言うなら、入浴よりも歩行のほうが楽だ。
この1週間ほどは毎日入浴できているけど、以前通りに時間をかけると、とんでもなく具合が悪くなるので、可能な限り素早くあがるようにしている。
椅子に座ることは、それほどつらくなくなっている。
食事も食卓で取れるし、30分程度なら、座って本を読んだりパソコンをいじったりしても、具合が悪くなったりはしない。
でも40分を超えると、徐々に苦しくなってくる。
どう考えても、私の「コロナ後遺症」は、運動量に比例して起きているのではない。
だったら、原因は何なのだろう。
考える手がかりを増やすために、先週の二度の通院で、どれくらい歩いたのかを、iPhoneの歩数アプリで確認しながら、途中の様子を思い返してみた。
まず、金曜日の精神科外来。
家から病院まではタクシーを使ったけれど、ショッピングモール内の薬局に処方箋を出したあと、少し買い物をしたり、スタバに移動したりしたため、結構歩数を稼いでいた。
ショッピングモール内で猛烈に具合が悪くなって、座り込んだりしたけど、歩いている最中には、それほど疲れを感じなかった。
むしろ、診察待ちなどで長く座り込んだ後に立ち上がったときのほうが、つらかったように思う。
それと、モール内のショップで少し買い物をしていたとき。
ドラッグストアでグラノーラなどを買ったときはそんなでもなかったけど、末っ子の誕生日プレゼントを探して洋服などを眺めていたとき、地の底に引き込まれそうな具合悪化の兆候を感じて、あわてて選んで店を出たのだった。
ドラッグストアでは、買うものがすぐに決まったから、立ち止まることはほとんどなかった。
逆に洋服選びのときは、店の中でほとんど立ち止まっていた。
立っているより座り続けたあとのほうが、具合が悪くなる。
そして、歩き続けているときよりも、歩かずに立ち止まっているときのほうが、具合が悪くなる。
でも、スタバで座って軽く飲食したときは、具合の悪さから回復できた。
次は土曜日の内科受診。
タクシーで病院前まで行き、そのあと調剤薬局に寄って、またタクシーで帰宅。ほとんど歩いていない。
なのに、動悸や息切れを伴う強い具合の悪さを、二度感じた。
一度目は、採血が終わって血圧を測り、診察室に向かうとき。歩くために足を動かすのもつらく感じて、ヨタヨタしていたら、看護師さんに心配された。
薬局で薬を受け取っているときにも、同じような具合の悪さを感じた。薬ができるまで、しばらく座って待っていたのだけど、呼ばれて立ちあがったときに、あまりにも気持ちが悪くなって、カウンターに肘をついて身体を支えていたほどだ。
病院の外来も調剤薬局も混んでいなかったから、タクシーの分を合わせても、座っていた時間は40分ほどだったと思う。
検証のために、ちょっとだけ外を歩いてみた。
コロナ感染後、通院以外の初外出である。
五分ちょっと、ゆっくりのペースで、無理なく歩いた。
若干の動悸と息切れはあったものの、具合が悪くなることはなかった。
同じ五分間洗い物をすると、立っているのもつらくなるのに、歩くだけだと平気なのだ。
さらに、近所のコンビニまで歩いて、買い物をしてみた。
何を買いに行くか決めていなかったので、コンビニ内を回りながら、あれやこれやと品物を眺めていたら、具合が悪くなる兆候を感じた。
ところが、レジを済ませて店を出て、家に向かって歩き始めたら、次第に苦しさが薄れていって、家にに着いたときには、動悸と軽い息切れはあったものの、むしろ運動後の爽やかさを感じるだけだった。
具合の悪さ別に、状況を整理してみる。
【動悸息切れ+超絶具合が悪くなる】
- 病院や薬局の待合室で座り込んだあとに立ち上がったとき
- 台所の洗い物
- 店で品物を選んでいるとき
- 長風呂
【軽い動悸+強い疲労感】
- 自宅での長時間の座業(40分以上)
【動悸息切れはするものの、回復する場合もある】
- ゆっくり歩く
【回復】
- 横になって休む
超絶具合が悪くなる行動の4つには、共通点がある。
- うつむき加減の姿勢
- 足をあまり動かしていない
- (たぶん)呼吸が浅い
病院の待合室や、店で品物を探すときには、必ずマスクを着用しているし、わざわざ深呼吸などしない。携帯や商品棚を見るのに下を向くから、自然と息が浅くなる。
自宅での洗い物ではマスクはしないけれども、首を落として手元を見続けるので、どうしても息が浅くなる。
新型コロナ肺炎で、肺の機能が落ちたせいで、浅い呼吸では酸素が足りないのではなかろうか。
足を動かさずに、うつむき気味の姿勢でいることも、全身の酸素不足に拍車をかけているのかもしれない。
逆に、外を歩いているときに息が切れてくれば、マスクをずらして深呼吸する。足が動いて姿勢がよければ、取り込んだ酸素も巡りやすくなるだろう。
雑な仮説だけれども、運動量が増えても、呼吸で取り込む酸素量が足りていて、それが滞らずに全身に運ばれていれば、動けないほど具合が悪くなることはないのではなかろうか。
ということは、
しっかり呼吸しながら、姿勢よく運動する
ということに気をつけていれば、後遺症の苦しさを、ある程度回避できるかもしれない。
病院の待合室では、あまり座り込まずに、うろうろすることにしよう。
洗い物などの家事も、呼吸や姿勢に気をつけて、できるだけ長くやれるように工夫してみよう。
1月18日(月)夜
昨日の晩ご飯は、末っ子の誕生日メニューだった(亭主作)。
マグロ、かつおのたたき、はまち、サーモン。お吸い物。
お刺身を食べない息子用に、豚キムチ。
末っ子は甘いものが苦手なので、ケーキはなし。
誕プレは、亭主から通学用バッグ、私からはセーターとマスク、長女さんからはSUPER JUNIORという韓国のアイドルグループの中の一人の似顔絵。
夜は睡眠導入剤があまり効かず、寝つきが悪かった。
末っ子に音読してもらえばよかった。
1月19日(火)朝
目が覚めたら、10時前だった。
末っ子はとっくに登校。
息子は本日ショートステイで、すでに通所済み。
長女さんは、PCR検査のために職場に行ったあとだった。職員さんのなかで陽性が出てしまったのだ。
朝ごはんは、亭主が買ってきてくれたサンドイッチと、レトルトカレー、野菜ジュース。
頭痛
朝食を食べている間に、偏頭痛が始まった。
それも、かなりの激痛。脈動に合わせてガンガンする。
いつもならバファリンを飲むレベルだけど、今日は、昨日調べたことをもとに、とりあえず冷やしてみることにした。
痛くて立ち上がるのもつらかったので、家族(亭主だったか、検査から帰ってきた長女さんだったか忘れた)に、濡れタオルを持ってきてもらって、左のこめかみあたりを冷やしてみたら、びっくりするほど痛みが薄れた。
ところが、タオルがぬるくなってくると、じわじわと痛みが優勢になってくる。
自分で水気たっぷりの濡れタオルを作って、人のこめかみに籠城する偏頭痛と戦い続け、小一時間で落城させた。
冷やして痛みが治まるということは、やはり血管の膨張が関係しているということなのだろう。
でも、新型コロナ感染後1ヶ月もたってから偏頭痛が始まった理由は分からない。
偏頭痛に感しては、コロナそのものの後遺症というよりも、いまの生活や身体状況のせいで、二次的に始まっちゃったもののような気がする。
他をいろいろ改善させながら、様子を見るしかなさそうだ。
1月19日(火)昼
お昼ごはん。
スパゲティと、春雨スープ。どちらも亭主作。
午後は本など読みつつ、ゆっくりした。
夕方、近所のコンビニまで実験的に歩いた。
1月19日(火)夜
晩ご飯。
餃子(冷凍)、ぬか漬け三種(自家製)、豆腐と野菜の味噌汁(亭主作)、トマトとアボカドのサラダ(亭主作)。
美味しくいただいた。
さて、末っ子がそろそろ塾から帰るので、迎えに出てみよう。