こんにちは。
どよーん
鬱気味なのか何なのか、行動開始のハードルがやけに高くて、どーしても家事をやる気にならない。
そこで、起爆剤がわりに、ここにやることを宣言して、それが出来たら、Amazonの読み放題本を一冊何でも読んでいいというルールを作ってみた。
で、読んだ本は、それがどんなジャンルの本であっても、必ずここに読書メモを書くことにする。
なんでこんなことが家事の起爆剤になるかというと、眼精疲労と網膜剥離の再発予防のため、
「絶対に本をドカ読みしない。とくにAmazonの読み放題でラノベや漫画を読み漁らない」
というルールを既に自分に課しているからである。ほっとくと、手当たり次第も一日で数十冊読んでしまうから、縛りが必要なのだ。
さて、とりあえず台所を片付けてこよう。
(_ _).。o○
台所の片付けを始めたところで、食材の宅配サービスが届いたのて、一週間分の肉野菜その他をどっさり受け取って、冷蔵庫などに収納し、片付け再開。
一段落したら、寒いはずなのに、薄っすら汗をかいていた。
で、ご褒美に読んだ一冊。
○本郷「とってもラブボイス」
いわゆるBL漫画の短編集。
Amazonのおススメ枠に入っていたので読んでみた。
どのお話も、一瞬の「きゅん」を含む起承転結で終わってしまうのだけど、それはそれで独特のわびさび(?)が成立している感じで面白い。
校内放送のアナウンスの声に惚れこんで、声の主を探し当てたものの、相手はコミュ能力ゼロの強面イケメンで、いくら懐こうとしても取りつく島もなかったのに、ある時二人揃って図書館の書庫に閉じ込めららてしまい……
転校直前に、幼なじみの一卵性双生児の兄妹(姉弟だったかな)の女の子のほうに告白したつもりが、間違えて男の子のほうに告白していて、実は無意識に好きだったのも男の子のほうで……
重すぎる性格のせいで失恋したという友人を慰めながら飲んでいると、友人の元彼が店に現れ、修羅場が勃発。元彼に取りすがって殴られた友人を介抱するうちに、友情では片付かない感情が生まれてきて……
短い紙面でメリハリのある「きゅん」を描くのは難しいだろうと思う。機会があれば、同じ作者さんの他の作品も読んでみよう。
(_ _).。o○
雑食なので、Amazonのおススメ枠はほとんどカオスになっている。それに素直に従うものだから、ますますカオス化が進行していて、見ただけで食傷することもあるけど、案外それを楽しんでいたりもする。
さて、億劫さに打ち勝って、生協の宅配サービスの注文書を記入してネットで送信。
その後、長女さんを車で迎えに出て、帰宅。
で、ご褒美のAmazon読み放題を一冊。
○川上未映子 「シャンデリア」
短い小説。
あらすじを書いても仕方がない種類の作品なので、書かない。
つるつると脳に入ってくる言葉のつらなりをたどるうちに、デパートに引きこもるひとりぼっちの四十女の空虚な人生に吸い込まれてしまいそうになり、怖くなった。
作中に、「ルブタンから新しく出た武器みたいな突起のついたボトルのマニキュア」というのが出てきて、一体どんなマニキュアだろうと気になって画像検索してみたら、ほんとに刺せそうなやつだった。
デパートって、こんなの売ってるんだ。怖いな。
それはともかく、iPhoneで「ぶきみたいな」と入力すると、予測変換で「馬鹿みたいな」「バカみたいな」ばかりでてきて「武器みたいな」が出てこない。iPhoneユーザーはあんまり「武器みたいな」なんて書かないのだろうか。仕方ないので「武器」「みたいな」と分けて変換させたら、次からちゃんと「ぶきみたいな」で「武器みたいな」を最優先に出してくれるようになった。
さて、晩御飯である。
息子はショートステイ、亭主は学生と打ち上げとかで夜は外食。
娘らと私の三人だけなので、ご飯炊いて、オーブン料理「イカと長芋のロースト」一品のみでごまかした。イカが好物の長女さんと、長芋が好きな末っ子に出すには最適な一皿と言える。
作り方は前にも書いたような気がするけど、すぐ忘れるから、おさらいのために再度メモ。
【イカと長芋のロースト】
長芋(薄すぎず厚すぎず適当に切る)とイカ(小さすぎず大き過ぎず切って、水気をよく取る)とねぎ(ぶつ切り)をボウルに入れて、ごま油と醤油(大さじ3ずつ)、山椒を振ってよく混ぜてから、クッキングシートを敷いた鉄板に並べて、170度に予熱したオーブンで20分焼いたら終わり。
私は動作に関わることを記憶するのがとても苦手だ。
スポーツ全般やダンスなどはもちろんのこと(そもそもやらない)、行きたい場所へ行くための道順や、裁縫、編み物、さまざまな礼儀作法など、本当に覚えられない。いや、不可能ではないけど、習得するのに大変な努力がいるし、時間がかかる。
結婚してから一番困ったのが料理。
レシピを頻繁に見ながら調理しないと、手順忘れ、材料の入れ忘れで、まともに仕上がらない。
なんでこんなに物覚えが悪いのだろうと悩みながら、料理本を手放さずに主婦業を続けること二十数年たったところで、全てのレシピが一行で書かれた料理本に出会い、世界がちょっと変わった。
たとえば、「クレソンの温サラダ」のレシピ。
「細切りベーコンをカリカリに炒め、火を止めてクレソンを入れて混ぜあわせます。」
終わり。
こういうのなら、あっさり覚えられる。
野菜などの分量などは、掲載されてる料理の写真をみて適当に判断したりするから、いちいち覚えない。
以来、レシピをなるべく一文にまとめて、その文を記憶することで、レシピが比較的ラクに頭に入るようになった。
つまり、一連の動作を記憶するのに、動作全体を簡略に言語化する方法が有効だったのだった。
そういえば、高校時代のクラブで習っていた茶道でも、最初の二年間は何一つ覚えられず、途中で動作がフリーズして、先生に罵られるばかりだったのに、高三になって、裏千家の本を買って、お点前の手順の説明の言葉を全部覚えるようにしたら、普通にできるようになったものだ。
もう一冊読みたいところだけど、そろそら寝よう。