こないだ、小説を読みながら、kindleで音楽流してたら、末っ子(中三)がやってきて、
「おっかあよ、そのカッコいい、いい感じの音楽はなんだ?」
と聞くから、
「イエローマジックオーケストラの東風」
と答えながら、ああそうか、いまの中学生はYMOなんて知らないんだなと気づいた。そして古めかしいとは感じられず、カッコよく聞こえるのだ。面白いなと思った。
子どもたちを車に乗せて走るときに、矢野顕子はよく聴いていたし、ティンパンアレイもかけていた気がするけど、なぜかYMOは流さなかった。YMOだけ、自分の二十代に置いてきたような気がする。
たぶん、二十代までの感情に結びつきすぎた曲が多いからだろう。YMOの曲を聴いていると、バイトの掛け持ちで昼夜走り回りながら、レポートや研究発表に追われていたころの焦燥感が、何十年も前に鎮火したはずの火事の焦げ臭さが漂ってくるような具合に、脳内で再現される。育児の全盛期に、そういう想起は不要だった。
いま聴くと、ちょっと面白い。
それにしても、曲と一緒に遠い昔の情感を再生しながら、もはや七十代になった細野晴臣とか、還暦すぎた坂本龍一、高橋幸宏の現在のすがたを見ると(ぐぐって探した)、なんだか間違った時代に滑りこんでしまったような、目眩とも違和感ともつかない、奇妙な気分に襲われる。よくある転生もののライトノベルの主人公も、ちょっとこんな気持ちなのかもしらないとも思ったりする。
(_ _).。o○
病院が済んで、いまは薬局のお薬待ち。
1時間半くらい、かかるらしい。
一度帰宅すると二度と出られそうにないから、ベンチに座って待つことにした。
ミヒャエル・エンデの「モモ」を持ってきたけど、照明が暗いので紙の本を読むのがキツい。ブログの更新で、ヒマを潰す。
そろそろここの記事が500本になるはず。
あと2本くらいかな。
ここを開設してから二年余り、ほとんど布団の中で、身辺雑記や読んだ本などの感想駄文ばかりを、まあよく飽きもせず書いたものだ(今後とも飽きる予定はない)。
自分にとっての備忘録の意味合いの強いブログだけど、もう少しキーワードや分類などに配慮すれば、私と似たような(ある意味特殊な)状況の方や、趣味嗜好の似ている方への情報提供にもなるかもしれない。
実際私も、自分に近い境遇の方のブログやホームページをずいぶん探し回ったものだ。
キーワードを考えてみた。
発達障害当事者兼母親
片付けられない読書好き
古典知らずの古典好き
物語依存症
映像文化が苦手なのに映画をたくさん見たいとか思ってる
学者萌え
車はマニアル車一択
テレビは一年に3時間しか見ない
高学歴高齢出産専業主婦
絵とさんすうが苦手で音痴
あと何かあるかな。
iPhoneの電池なくなりそうだから、このくらいにしとこう。
あ、この日記が、500本目だった。