センター試験でムーミンに関する問題がでて、なんだか騒ぎになっているらしい。
だからというわけでもないけど、ムーミンの映画を見た。
フェルトの人形たちによるアニメ。
物語は子供の頃に小説で読んでいて、かすかに記憶に残っていた。
記憶というのは、スニフがウザいということだったのだけど、改めて映画を見てみると、やっぱりスニフは、ウザかった。欲張りで、頭も良くなくて、ちょっとつらくなると動揺して文句ばかり垂れ流して、周囲に当たる。子供のころは、スニフなんかいなくてもいいのにと思っていた。ムーミンとスナフキンだけでいいと。
でもムーミンのママはスニフを家族として大事に思っているし、ムーミンもスニフを邪険にはあつかわない。そして案外大事なところで、スニフがみんなを支えたりするのだ。
小説のほうも、また読み返してみようと思う。
ムーミン谷の住人たちは、みんなクセが強くて、どこか孤独で、他者との折り合いが猛烈によくない、偏屈なタイプが多かったと記憶しているけれど、だからといって、仲間はずれにされたりはしていなかった気がするのだ。